1972年6月18日、英国欧州航空548便が離陸直後に墜落。ボイスレコーダーが搭載されていなかったため、原因究明は機体の残骸を集めて再現する作業に託される。
海兵隊のF4ファントムがヒューズ・エア・ウエストのDC9と空中衝突。軍の調査官がNTSB(国家運輸安全委員会)と協力し、航空輸送システムに潜む危険を明らかにする。
クロスエア498便はチューリッヒ空港を離陸して間もなく、機体を大きく右に傾け墜落。搭乗者は全員死亡。事故調査員は携帯電話の電波が操縦機器に影響を与えた可能性を疑う。
離陸直後、エア・フロリダ90便はポトマック川に突っ込んだ。調査チームは翼への着氷を疑う。だが手がかりとなる情報は限られ、原因究明のために巧妙な実験を計画する。
2001年11月12日、アメリカン航空587便はジョン・F・ケネディ国際空港を飛び立ってまもなく、クイーンズの住宅街に墜落した。同時多発テロのわずか2ヶ月後の出来事だった。
ハリケーン・ハンターのクルーを乗せた観測機NOAA42ロッキードP-3オライオン。ハリケーンの中を飛行中に1基のエンジンが火災を起こし、機体が制御不能になってしまったのだ。
イタビア航空870便が地中海上で前触れもなく爆発。イタリアの記者はこの機が、NATO(北大西洋条約機構)とリビアの戦闘機との交戦の巻き添えで撃墜されたと記事にした。
南フランス上空。ドイツXL航空888T便エアバスA320のテストフライト。だが着陸態勢に入った時、機長が突然A320を制御できなくなり、地中海に墜落してしまう。
タヒチまでのフライトに飛び立ったエア・モーレア1121便が離陸後2分たらずで墜落。20人全員が死亡。引き揚げられたボイスレコーダーが重要な手掛かりをもたらす。
カンタス32便A380のエンジンが爆発。パイロットは次々と発生する障害への対応に追われる。運航中のすべてのA380が危険なのか、調査チームの肩にかかってくる。