凶悪犯罪の科学捜査

原題:Crime Lab

※実際に放送される順番とは異なる場合がございます。また、全てのエピソードが放送されない場合がございます。
放送日時に関しましては、番組表及び、番組ページ放送予定欄をご確認ください。

「 DNA鑑定 (DNA Profiling) 」

現在、CSI(犯罪現場捜査)ブームによって、地球上に存在する生命すべての遺伝構成単位であるDNAが、科学捜査のツールとして使われていることはよく知られている。しかし、そのDNAが犯罪解決の手段として初めて世間の注目を浴びたのは、イギリスの人口の少ない町を連続殺人犯が恐怖に陥れた1980年代中頃の事件を解決に導いた時のこと。過去25年間で、DNA鑑定は警察の犯罪捜査の方法に革命をもたらし、世界中の悪名高き殺人犯を刑務所に送り込むのに役立っている。

「 毒物学 (Proving Poison) 」

毒薬での殺人を疑うことと、毒殺を証明することは全く別物である。科学捜査の方法として毒物学が世に生まれるまで、たくさんの殺人犯が未検挙となっていた。毒物学の誕生から数百年経ち、毒物学は警察の捜査方法で重要な役割を果たすようになった。今では、新種の毒物の発見や殺人犯の逮捕に貢献している。

「 法医人類学 (Forensic Anthropology) 」

骨は、人について多くを語る。しかし、このことは犯罪取り締まりの現場でほとんど認知されていなかった。1897年に、シカゴ中を揺るがした刑事裁判の最重要証拠として、骨が提出されて初めて、法医人類学は世間の知るところとなった。それから80年後、法医人類学は再び注目を浴びることになる。アメリカ犯罪史上でも、最も世間に衝撃を与えた連続殺人犯の一人ジョン・ウェイン・ゲイシー事件で、骨が証拠となって、事件解決につながったのだ。今日では、南アメリカなどの地域の犯罪現場から、世界貿易センタービルなどの大規模な犯罪現場に至るまで、法医人類学は広く採用されている。法医人類学者は、証拠の提供、事件解決、被害者家族に事件の終結をもたらすなどの働きをしている。

「 指紋 (Fingerprints) 」

毛髪は、色が変わることもあれば、全部抜け落ちてしまうこともある。体重は絶えず変化するし、顔にはしわが出来る。しかし、指紋だけは、一生を通して全く変わらず、個人に特有のものである。全く同じDNA構造を持つ一卵性双生児でさえ、指紋は異なるのだ。古代から長い間、固有のものとして、商売上の取引の際にパピルスの上に、署名がわりに指紋を押したり、粘土に指紋を押しつけたりしていた。その後、19世紀後半になって初めて、アルゼンチン郊外で起こった、幼い2人の子供が巻き込まれた衝撃的な殺人事件を、たった1つの指紋が解決出来ることが分かった。それから100年もしない内に、1つの指紋が、世界で最も悪名高い連続殺人犯の逮捕につながった。

「 法医昆虫学 (Insect Evidence) 」

腐敗した死体の上でうごめくウジ虫や、容疑者の車のフロントグリルについていた昆虫が、警察が解決すべき難解な殺人事件の有力な証拠になることはよくある話だ。今回のエピソードは、犯罪取り締まりのツールとしての昆虫学の歴史を特集する。法医昆虫学は、ウジ虫から死亡時間を割り出したほか、昆虫から犯罪現場を特定するなど、世界中の殺人事件を解決してきた科学である。このエピソードでは、昆虫が証拠となって、冷血な殺人犯を逮捕に導いた2件のショッキングな事件を取り上げ、犯罪取り締まりツールとしての昆虫学の歴史、刻々と進化し続ける科学の驚くべき最先端の技術を記録した。

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