今回の車は1988年式のフィアット・ウーノ・ターボ。80年代に一世を風靡した高速ハッチバックだ。オーナーは車の営業販売をしているジェリー。生粋の走り屋だったが、5年前に体調を崩して以来、愛車の修理を手がけられずにいる。果たしてティムとファズはこだわりの強いオーナーを満足させることができるだろうか?さらに今回は車と同じくらいサッカーが好きだというジェリーのために、サッカー界のあの大物が登場するかも…?
今回の車は1992年式フォルクスワーゲン・コラード。オーナーである電気技師のアッシュは車に合わせて名字まで変えてしまうほどのカーマニア。しかし、不幸にも病に倒れてしまい、愛車のコラードは放置されて朽ち果てる運命に。妻クリスティーナは愛車の復活で夫に運気を呼び戻そうとSOSを発信。ティムとファズは着々とレストアを進めるが、エンジンの改造に手を出したのが運の尽き。今度こそ手に負えない事態となってしまうのか。
1984年式のオペル・マンタGTEは、72歳のアランにとって、妻との出会いのきっかけになった思い出の車だ。しかし、その妻に先立たれた心の傷と、心不全による体調不良のせいで、自身では愛車を修復できずにいたのだった。そこでティムとファズが、サビだらけのマンタをレストアし、塞ぎ込みがちなアランに元気を与えることに。なんと今回はティムが塗装を担当する。数日間の講習を数時間で済ませたティムが初めての塗装に挑戦!
今回の車はフォード・エスコートMk2 RS2000。今ではコレクター垂涎の車だ。オーナーである大工のマイクは交通事故で脳に損傷を負った息子のために4年間、仕事を投げ打って介護とリハビリを手助けしてきた。そんな献身的な父親に家族は愛車の復活で感謝を伝えたいと言う。だが、引き取ったRS2000は腐食が進んで穴だらけ。そのうえ、愛車のお披露目場所としてリクエストされたのは、マイクが大好きな人気テレビドラマの撮影現場だった。
今回の車は1992年式のサーブ900。「スウェーデンの誇り」としてABBAと並び称される名車だ。航空機メーカーでもあるサーブ社が開発した同車。航空機のキャノピーを思わせるフロントガラスや尻下がりのフォルムを備え、当時の路上で異彩を放っていた。オーナーは敗血症に伴う多臓器不全を患って以来、体調が思わしくなく、自身で愛車を修理できずにいるという。今回もティムとファズが手を尽くし、オーナーの誇りである愛車を復活させる!
今も世界中で根強い人気を誇るスポーツカー、トヨタスープラ。オーナーのリサはスコットランドでプロのバイクレーサーをしていたが、交通事故に遭ったことで競技人生を諦めざるを得なくなってしまう。事故後もレースの刺激が忘れられずスープラを購入したものの、体の痛みと車の不調から車庫に放置してしまっていた。今回もティムとファズが、しつこいサビやなかなか見つからないパーツ探しに奮闘しながら、レストアに挑む。
今回の車は1973年式デニスDシリーズ消防車。番組にとって未踏の領域だ。かつてニューロムニー消防署に配備されていたもので、同署に勤務していた元消防士のトニーが購入。トニーの息子であり同じく消防士でもあるジェームズとともに修復しようとしていた。しかし、2015年にトニーが他界。修復プロジェクトは暗礁に乗り上げた。ティムもファズも消防車を修復するのはもちろん初めて。果たして、レストアはうまくいくのだろうか。
今回の車は1963年式シトロエンHYバン。見かけはイマイチでも使い勝手抜群の商用車。オーナーはハウ一家。母と娘のフードビジネスのために購入したが、母親がテロ事件の犠牲となってしまう。以来、娘は心を閉ざし、車も放置されてしまう。ティムとファズは大量の腐食やずさんな補修跡、厨房の設置など大仕事に直面しながらキッチンカーに改造していく。悲劇を経験した家族が夢を取り戻せるよう、元サッカー選手の力も借りることに。
今回の車は1994年式ボクスホール・キャバリア・ターボ。外見はごく平凡でも実はパワフルなエンジンを持つ、イギリスで人気を博した高性能車だ。オーナーのダレンは交通事故にあったことで愛車を放置することになってしまっていた。友人たちは彼を愛車の助手席に乗せて走ることで元気を取り戻してほしいと願っている。レーシングカー作りのプロの力も借りて、ダレンの夢の一台へとレストアすべく、今回もティムとファズが大奮闘する。
記念すべき番組史上100台目の車は1978年式MGB GT。今回は初めて電気自動車への改造に挑戦する。しかも、元々のオーナーであるジェフは他界してしまい、現オーナーである娘キャロラインのために番組が家族に連絡を取るという異例の展開。愛車を孫に残したいというジェフの遺志をくんで家族はEV化を決断するが、シェルが使い物にならないことが判明して大ピンチに。亡き父が最後に望んだ愛車のレストアは叶うのだろうか。