警察の秘密捜査員として活動するポール・デリーが、バイカーギャング集団ヘルズ・エンジェルスの内部に潜入。ところが、思いもよらず彼らの残忍な殺人計画に手を貸すハメに。殺人の罪に問われるも、警察からの提案により、捜査に協力することを条件に釈放されたポールは、警察のスパイとして犯人たちに自白させる作戦に参加。任務を遂行するべく、ギャングのメンバーの元へ出向き、命がけで自らの使命を果たす。
祖母の死で心に傷を負い、ドラッグ密売の世界に足を踏み入れたデボン。ある晩、麻薬捜査課の警官キングにドラッグの所持で捕まり弱みを握られたデボンは、警察が押収したドラッグを代わりに売り捌くよう迫られる。断れば刑務所行だと脅され、やむなくキングの命令に従うデボンだったが、恋人との間に赤ん坊を授かったのを機に、キングとの関係を断つことを決意。FBIに通報して事情を説明、キングを摘発するべく捜査に協力する。
ニューヨークに住む少年ジョン・アリートは、マフィアがたむろする地元のデリで働いていた。ある日バイト先でマフィアのトップと出会ったのをきっかけに、マフィアの使い走りとして働き始めたジョン。その仕事ぶりと能力を認められ、組織内での地位が一気に上がると、やがてマフィアの殺し屋としてトップの座に。しかし、組織のドン、ゴッディの逮捕を機に、身の回りに危険が及び始め、家族とマフィアの間で選択を迫られる。
オレンジカウンティに住む日系人の青年ケンジは、幼い頃からギャングの世界に憧れていた。22歳で裏社会に足を踏み入れ、様々な犯罪に手を染めるが、ある事件をきっかけにマフィア社会の現実を知ることに。FBIに捕まり過去の犯罪歴を持ち出されたケンジは、司法取引に応じて秘密捜査員となり、ニューヨークの五大ファミリーの一つ、コロンボ一家に潜入。身の危険にさらされながらも、使命感を胸に自らの任務を遂行する。
グラビアモデルとしてのキャリアアップのため、シドニーからロサンゼルスに拠点を移したシモーネ。きらびやかなハリウッドでの派手な暮らしを維持するべく、金稼ぎの手段として選んだ道は、自身のビューティーブランドを利用したドラッグの密輸ビジネスだった。昼は海辺でポーズをきめ、夜になると覚醒剤をギフトボックスの容器に詰める日々。昼と夜の二重生活を送るシモーネの身に、人生を崩壊させる出来事が起こる。
麻薬取締局の捜査官サル・マルティネスは、悪人から社会を守るという使命を胸に、メキシコの麻薬カルテル、フアレス・カルテルの指導者であるアマドを追っていた。しかし、捜査を続ける中で、善悪の見境のない世界を目の当たりにした彼は、ある凶悪事件を機にアマドに対し猛烈な復讐心を抱き、致命的な過ちを犯してしまう。刑務所に収監されたことで、サルは改めて自らの人生を振り返り、正しい道を模索し始める。
ロンドン出身のリースは、パタヤにある父親が経営するバーで働くためタイへ渡った。しかし、にぎやかな街の誘惑に負けたリースは、父親からの教えを破り麻薬ビジネスに手を染めるように。生活は荒れ、父親との関係も悪化。やがて信用していた仲間に裏切られ逮捕されると、タイでもっとも残忍だといわれる刑務所に収容されてしまう。獄中でのおぞましい日々の中、父親との関係や自らの過ちを改めて振り返る。
1970年代、ヒッピーだったデビッドは親友エリックとともに、ボストンの学生相手に大麻を売って暮らしていた。ある日、噂を聞きつけたコロンビアのカルテルがデビッドに接近。危険なビジネスとカネに誘惑された彼らは、10トンという大量のマリファナを西海岸に密輸し、一気に大金持ちに成り上がった。やがて犯罪が明るみになり指名手配がかけられると、二人はアメリカ史上最大規模の薬物事件の犯人としてボリビアへ逃亡する。
若くして子供を産んだコカイン中毒の母親ナタリー。生活は荒れ果て、仕事もなく金に困っていたある日、ドラッグ売人からの依頼で、ベネズエラからコカイン入りのスーツケースを運ぶことに。怪しまれないよう、親子の休暇を装って娘を同行させるが、計画通りには進まず、運び屋だと見破られてしまう。娘と引き離され、ベネズエラの刑務所へ入れられたナタリーは、自ら選んだ道を人生で最も愚かな決断だったと悔やむ。
問題を起こしてばかりの父親アインズリーが、懲役刑から逃れるためにスペインに逃亡。逃げた先のコスタ・デル・ソルの街で知り合ったギャングの元で仕事を始め、仲間たちと共に、憧れのギャングライフを楽しんでいた。自らの能力を過信し、ペルーからコカイン1キロを運ぶ仕事を引き受けたものの、帰りの空港でまさかの事態が発生。ペルーの劣悪な刑務所に収監されたことで、彼を取り巻く運命が大きく変わる。