アフリカのサバンナで生きるゾウの家族に、究極の絆で結ばれたメスたちを見ることができる。生まれたばかりの赤ちゃんが不安定な時期を乗り越えるには、家族のサポートが必要となる。母親が赤ちゃんの育て方を学ぶ間、女家長であるおばあちゃんゾウが赤ちゃんを守る。捕食者や干ばつ、そして急激に変化する環境の中で、生まれたての赤ちゃんとメスの家族は生き残れるだろうか?
タンザニア中心部にあるンゴロンゴロ・クレーターに高くそびえる壁が、自然界の中で悪名高いライバルたちの闘いの舞台となる。誇り高きライオンの姉妹と、女王がすべてを支配するハイエナの一族が衝突する。ライオンの姉妹が責任を分担する一方で、ハイエナの女王は地位を守るために支配を強め、厳格な順位を徹底する。
中央アメリカの熱帯雨林の樹冠に、昆虫が支配する秘境がある。2匹の小さな女王は、自分の帝国を築くためにすべてを捧げる。アリの女王は、成長する群れの未来のために自らの体を犠牲にする。美しいシタバチの女王は、成功のために手段を選ばず身近な仲間を裏切る。
中央アフリカのコンゴの森に、我々がまだほとんど知らない神秘の動物が生息している。ボノボはヒトに最も近縁な種の一つだが、その社会を支配しているのはメスである。若いボノボは自分の居場所を見つけるために家族を捨てなければならない。ここでは、友情こそが生き残る鍵となる。真の意味で群れになじむためには、新しい仲間を作って、群れを支配するメスに認めてもらう必要がある。
陸と海からなる沿岸域に、自然界で象徴的なメスのシャチとグリズリーが生息している。カリフォルニア湾の波の下で、シャチの家族の命運を握るのは60歳の女家長である。一方、アラスカの浜辺で初めて母親になったグリズリーは、自分の本能だけを頼りに3頭の子グマを育てる。
エチオピアの山の世界は、まったく異なる2頭の女王によって支配されているが、どちらも娘を育てる母親である。固い絆で結ばれているゲラダヒヒのメスたちを束ねる女王は、大人になろうとしているかけがえのない娘の将来のために大きな犠牲を払う。さらに上にある高原では、娘をもつ母親であるエチオピアオオカミが、自分の遺産を守るために冷酷にならざるを得ない。
受賞歴のある映画監督が世界中の有望な女性映画監督たちとタッグを組み、動物の女王たちの生活を撮影する。世界中の荒野で繰り広げられる壮大な冒険の途中、科学者や自然保護活動家、動物たちとそのすみかを守るためにすべてを捧げる活動家など、革新的な女性たちと出会う。