今回ティムとファズが向かうのはリンカーン。元自動車整備士のジョージはフォード・コルチナを40年以上も大切にしてきた。だが修理半ばで肺の病を患い、車は車庫で埃に埋もれている。家族はどうしてもジョージに愛車が走る姿を見せたいと、ティムとファズを呼ぶ。期間はわずか3週間。しかも足りないパーツが多く、調達作業は悪夢と化す。果たしてティムとファズは無事修理を終え、ジョージを驚かすことができるのか。
今回救出するのは1938年製のMGミジェット・タイプTA。オーナーのデレクは30年という歳月を費やして愛車を直してきたが、治療が困難な病に冒され修理を諦めてしまった。本人が生きているうちに乗せてあげたいという家族の願いに、ティムとファズの2人が立ち上がる。しかし作業期間は何とたったの1週間。しかも車は当初の見立てよりも相当ひどい状態だった。果たして2人はデレクの愛車を見事に復活させることができるのか?
オーナーの妻タニアの依頼で、1986年式ポルシェ911を救出する。重い病気を抱えたタニアは、家族に献身的な夫ビリーに感謝をささげたいと番組にSOSを発信。しかし漏電火災で焼けた後4年間放置されていたこの車は、今にも自己破壊しそうなくらい損傷が進んでいた。漏電の原因を突き止め修復を開始するも、それは番組史上最も過酷な作業だった。3週間後のシルバーストーン・サーキットでのお披露目まで、果たして間に合うのか?
今回救出する車は1970年式のトライアンフ・ヘラルド。オーナーが普段使いの用途で購入するも、娘の病気をきっかけにこの5年間ガレージに放置されていた。エンジンの修復方法でさっそく対立したティムとファズは、どちらの意見が正しいかを確かめるため、レースで決着を付けることに。しかし修復を進めるにつれ、想像以上に深刻なサビに侵されていることが発覚し、ほとんど全てを解体し一から組み立て直すこととなる。
今回はティムの故郷シェフィールドでランドローバーシリーズ1を救出する。オーナーのサマンサは、オフロードのアマチュア女性チャンピオンだった母の形見として大切にしている。だが機械的な問題が次々と起こり、16年間走っていない。そこで夫ダンと友人ポールが番組に依頼した。シリーズ1の大ファンであるファズは大喜びだが、この車には規格外のパーツばかり。特にターボは厄介で、2人の気持ちは折れてしまいそうになる。
ダイムラー・ダートSP250を所有するコーリンは、ツキに見放されている。1960年代に1台目を購入したものの火事で焼失。めげることなくその後2台目を購入したが、今度は自身が飛行機事故に遭い修理を続けられなくなってしまった。コーリンの息子たちからの依頼を受け、ティムとファズが立ち上がる。ところが車を引き取るところを本人に見られてしまうなど、作業は初めから波乱の展開に。果たして2人は無事に修理を終えられるのか?
今回救出する車は1968年式のモーリス・トラベラー。依頼人が息子の17歳の誕生日祝いに購入したものの、悪徳レストア業者に騙され、車体の半分のパーツを失ってしまっていた。その後、車を修復しようとした息子のジャスティンは、手術ミスから重い感染症を患い、現在も治療が続いている。両親の願いを引き受けたティムとファズだが、木製パーツの手配が予想以上に難航。7年越しの誕生日プレゼントは果たして間に合うのか?
今回番組は、初めて海を越えデンマークに向かった。救出するのは1968年製のボルボ・アマゾンだ。オーナーのイェンズは、父から車を受け継いだものの、心臓発作を起こして以来、修復作業を進められていない。さらに最近になって、いずれ失明すると医師に宣告されてしまった。家族からのSOSを受けたティムとファズはデンマークへ。しかし遠く離れた異国での修復作業は困難を極める。果たして2人は無事に車を復活させられるのか?
1980年代初期、少年レーサーに大人気のピンナップと言えば、フォード・エスコートRS1600iだった。しかし現在イギリスには250台しか残っていない。その1台を持つのがエイドリアン。修理するつもりで7年前に購入したが、多発性硬化症のためできなくなった。妻が夫に笑顔を取り戻してほしいと番組に連絡。しかし表面的な修理だけだと思っていたが、実際はサビと素人修理だらけで、3週間で完成させるのは不可能に見えた。
カー・SOSのチームはイングランド北部の街、ハートルプールへ向かう。フォルクスワーゲンのキャンピングカーを救出するためだ。オーナーはクラシックカーファンのブライアン。40年前から所有しており、家族の一部となっているが、彼が大きな発作を起こして以来、維持できず、車は傷んでしまっていた。ティムとファズはレストアしてブライアンを驚かせ、元気になってほしいと願うが、まずはどうにかして持ち帰らなくてはならない。