今回ティムたちが救出する車はボルボP1800S。1960年代のテレビシリーズ「セイント/天国野郎」でロジャー・ムーアが乗っていた、スタイリッシュなデザインが人気の一台だ。オーナーのピーターは他人の車を無料で修理するほどの車好き。しかし病に倒れ、ボルボを修復する計画が白紙になってしまった。サビだらけのボディシェルを一から組み直すファズ。一方ティムは世界にたった一台の車にしようと、銀幕の大スターを突撃する。
今回修理するのはイギリス製のスポーツカー、ACアシーカ。その美しさにも関わらず知名度の低い隠れた名車だ。オーナーのモネは70年代初頭からこの車を大切に所有しているが、度重なる病気が原因で愛車を倉庫で朽ち果てさせる結果になってしまった。そんな父親を元気にしたいと、息子のリチャードが修理を依頼。ティムとファズの奮闘によって最高に美しく甦った愛車の姿を目の前にしたモネは…。
ウエスト・サセックス州で地域住民のために力を尽くしてきたポール。愛車のダットサン240Zは日本からの輸出モデルで、1970年代のアイコンとも言えるスポーツカーだが、ポールが医師として多忙な日々を送っている間にすっかり劣化してしまった。父親の献身的な活動に報いるため、ポールの家族はティムとファズに240Zの修理を依頼。最初は楽な仕事に見えたが、やがて予想を超える鉄さびの嵐が吹き荒れる。さて修理は期日に間に合うのか。
今回の車はBMW2002ターボ。わずか1672台で生産が終了したものの、欧州初のターボ付き量産車として車の歴史を塗り替えた一台だ。そんな希少な名車を前に大興奮のティムだったが、そのボディシェルは過去最悪と言えるほど腐食が進んでいた。元の姿に復元するため溶接作業に追われるファズ。一方ティムは、歴史的価値を理由にターボの修理代を浮かせ、BMW2002ターボやM1などの幻の名車を試乗してご機嫌だ。
クリスマスシーズン到来!ある男性から「夫を亡くし元気のない母に最高のプレゼントを贈りたい」という依頼を受け、ティムとファズはケンブリッジへ。そこで2人を待っていたのはレンジローバー・クラシックだ。ボディはサビだらけ、内装はボロボロ。しかも脚の悪いオーナーのためにエアサスペンションも取り付けてほしいと言う。果たして、ティムとファズはクリスマスまでに修理を終え、最高のプレゼントを届けられるだろうか?
ティムとファズは25年前のマツダロードスター MX5の救済にプリマスへ向かう。世界的に大人気のスポーツカーだが問題の車は輝きを失い長期間放置されていた。持ち主は元救急車の運転手、ポール。彼は2014年から病に侵されようやく回復の兆しを見せている。今回はポールの家族がMX5を蘇らせ、彼に笑顔を取り戻させたいと修理を依頼してきたのだ。90年代の日本車を見たティムは改造する気満々だが果たしてファズがそれを許すのか…。
今回ティムとファズが修理するのは戦前の2シーター・スポーツカー、1934年式シンガー・ルマンだ。17年前にオーナーの息子の結婚式で使用されて以来、納屋の奥で眠り続けている。いざ調べてみるとエンジンは散々な状態。エンジンブロックにひびが入り、シリンダーの内壁にサビが浮いている。修復の成功率は五分五分だ。17年前に引退した"シンガー"が再びスポットライトを浴び、その軽快な"歌声"を響かせる日は訪れるのだろうか?
サウスウェールズの納屋で眠っていたボクスホール アストラGTE。いわゆる"走り屋"だったヒューが25年ほど前に入手した高性能ハッチバックだ。その後ヒューは3度にわたって脳腫瘍を患い、愛車はさびだらけになっている。ティムとファズは家族の依頼でGTEを見事に蘇らせ、ラグビーファンでもあるヒューのために元ウェールズ代表選手のサイン会を企画する。また修復作業の合間にGTI vs GTEの対決で火花を散らした。さて結果はいかに?
ティムとファズは南海岸沿いの町イーストボーンへ。1962年製のミニクーパーSをレストアするためだ。持ち主の農場主キースは重い心臓病を患って以降、趣味のアマチュアレースから遠ざかり、愛車は納屋で朽ちている。レース用のエンジンを搭載しているが全く動かないこの車を普通にレストアすべきか、モンテカルロで優勝した車のレプリカに仕立てるべきか、2人の間で議論になる。変貌を遂げた車をキースは受け入れるだろうか…。
今まで自分たちが修理してきた数々の名車は現在どうなっているのか?そんな疑問を抱いたティムとファズは、特に印象深かった車と再会するためイギリス全土を巡る旅に出る。2人が修理した車は果たして健在なのか?愛車が蘇ったことでオーナーの人生はどう変わったのか?その疑問に答えが出る。各エピソードの放映時にカットされた未公開場面も一挙に放出!サー・ロジャー・ムーアの貴重なインタビュー映像もたっぷりご紹介。