今回ティムとファズが引き受けるのはイギリスが生んだライトウェイト・スポーツカー、1997年式ロータス・エリーゼ。オーナーは元印刷管理者で44歳のサラだ。彼女は父親フィルの手を借りてこの車を再び走らせるつもりだったが、フィルが完治不可能な大腸がんを患い、さらにサラ自身もがんを宣告されるという2つの悲劇に見舞われ計画はとん挫してしまう。そこで母のジェニーは、娘に笑顔を取り戻すため番組に助けを求めたのだった。
今回ティムとファズが引き受ける車は1972年式プジョー504カブリオレ。この貴重なフランス製GTカーは、プジョー車で最も美しいデザインと評される。歯科医のバリーは1980年代にこの車を購入。引退後に愛車のレストアを計画していたが、家庭の事情や健康上の問題で計画はとん挫してしまっていた。そこで家族がティムとファズに助けを求める。2人は家族や地元に尽くしてきたオーナーに最高のプレゼントを贈ることができるのか。
今回ティムとファズが引き受けるのは1962年式トライアンフTR4。70年代に購入した愛車とともに青春時代を過ごしたオーナーのケルは、愛車が動かなくなってからも、レストアするという思いを胸に愛車を手放すことなく過ごしてきた。しかし、度重なる悲劇がケルの家族を襲い、自身も脳卒中でほとんどの視力を失ってしまう。いつものように車を運び出そうとしたティムとファズは、番組史上最も困難な仕事を引き受けたことに気づく…。
ティムとファズは北アイルランドに赴き、ボロボロにサビた1972年式の初代トヨタ・セリカを引き受ける。貴重な日本製クーペのオーナーは、セリカをこよなく愛する50歳のノエル。購入当初、自身でレストアし、日常的に乗る計画を立てていたノエルだったが、再発を繰り返す病に倒れてしまう。その結果、ノエルは失業を余儀なくされ、家までも失うことに。生活が一変したことで、愛車のレストア計画はとん挫してしまっていた。
今回の車は1930年式のフォード・モデルA。大衆に自動車を普及させたフォードが送り出した革新的な上級モデルだ。オーナーのクレイグは58歳の元電気技師。筋金入りのクラシックカー愛好家で、30年以上前にモデルAを手に入れた。ところがバイク事故に遭ってしまう。九死に一生は得たものの、人生は一変。レストア計画も打ち切りに。歴史を刻んだビンテージカーの修復では、木製の車体と年代物のパーツが大きな難題を突き付ける。
今回ティムとファズが引き受けるのはサビきったタルボ・サンビーム・ロータス。オーナーはスコットランドのフォーファー在住の元消防士、ジム。長年のラリーファンであり、いつか愛車をレストアしようと考えていた。しかし、背中をひどく痛めてしまい、退職することに。当然、レストア計画に着手できる状態ではなくなってしまう。車を運び出したティムとファズは、それが非常に貴重なプロトタイプモデルであることを知るのだった。
ケントへ向かったティムとファズ。今回彼らがレストアするのは、フォルクスワーゲンの91年製キャンピングカータイプのT4。42歳の大工であるオーナーのジョンはパートナーと共に旅をしようと数年前に愛車を購入。しかし、不幸にも夢の実現を前にジョンは脳腫瘍と診断されてしまう。若くして大病を患ってしまったジョンはレストア計画を諦めざるを得なかった。果たして、ティムとファズはジョンの夢をかなえることができるのか?
今回ティムとファズは、およそ50年前に作られたイタリアのスーパーカー、ランボルギーニ・エスパーダを引き受ける。生まれながらのカーマニアであるオーナーのジェドは1977年に4000ポンドでこの車を購入。しかし、やがて愛車は動かなくなってしまう。ジェドは愛車のレストアを夢見ていたが、深刻な健康問題を抱えてしまい、夢を諦めざるを得なくなっていた。果たして、ティムとファズはオーナーの夢をかなえることができるのか?
今回ティムとファズは、チャンネル諸島の一つ、ジャージー島へ。お目当ては1972年式フォード・エスコート・メキシコだ。オーナーのギャリーは大病を患い、一時は余命宣告を受けてしまう。幸いにも現在は回復の一途をたどっている。そんなギャリーに感謝の気持ちを伝え、元気を取り戻してもらおうと、家族がSOSを発信したのだった。しかし、ティムとファズを待ち受けていたのは、使えるパーツがほとんどないオンボロ車だった。
1983年式のシトロエン2CV。元は農家の移動手段として開発され、長年にわたって愛されたフランスの小型実用車だ。オーナーはマンチェスター在住の会計士スティーブン。喉のガンでステージ4と診断され、過酷な闘病生活を送っている。そんな彼を励まそうと家族がSOSを発信したのだった。修復する計画だった2CVは分解されてジグソーパズルのような有り様。ティムとファズはオーナーの愛車を蘇らせ、希望を与えることができるだろうか。