今回、ティムとファズが向かったのはレスターシャー。学校の用務員を務めるミックは骨粗しょう症を患い、愛するジャガー・Eタイプの整備ができない。そこで家族は、この1960年代に人気を博した名車を蘇らせ、ミックを元気づけてほしいと依頼。2人は3週間で完成させると約束するも、金属加工から作業が必要と判明し、緊張が走る。ミックの車は無事復活するのか?それともティムとファズは“ジャガー”に手を噛まれてしまうのか?
1980年代の登場時、モーター界をアッと言わせたアウディUr-クワトロ。その84年製をレストアするのがバリーの夢だった。ところが数年前、治癒不可能な肺がんと診断され、夢の実現が難しくなる。そこでバリーの彼女、娘、親友の3人がティムとファズの力を借りようと彼に内緒でレストアを依頼する。数週間後、さびだらけの鉄の塊からドイツが誇る名車へ蘇った車を目にして感動するバリー。彼は娘を乗せサーキットを走るのだった。
今回はモータースポーツ界の伝説、サー・スターリング・モスが登場。かつて活躍したレースカーを復活させ、世界中のレースファンへお披露目する。その車とはオースチン・ヒーレー・セブリング・スプライト。1962年に俳優のスティーブ・マックイーンもハンドルを握った車だ。ティムはオリジナルのエンジンを入手すべく北アイルランドへ向かい、ファズは部品の保全を最優先に整備に着手。果たして名車は50年ぶりに復活するのか。
今回、ティムとファズはクラシックカーを蘇らせるべくノーザンバーランドはロスベリーへ。実業家であるトムは地元での慈善活動にその生涯を捧げてきたが、現在その体調は思わしくない。そんな彼が所有する1934年式で3輪のモーガンも朽ちかけている状態にあり、ティムとファズは、その修理に悪戦苦闘する。それでも何とか車は復活。さらには町の英雄に日頃の感謝を伝えようと地元の人々が集まり、サプライズを用意していた。
カー・SOSシリーズに、ついに日本車が登場する!今回修理するのは日産自動車のスカイラインGT-Rだ。オーナーのキムにとっては、不慮の事故で亡くした夫 マークの忘れ形見だが、仕事や子育てに追われ修理に手を付けられずにいた。キムの息子ルークからのSOSを受け、ティムとファズが出動。しかし事故車だったため、予想外の苦戦を強いられる。果たして2人は、キムに亡き夫の悲願をかなえさせてあげることができるのか?
百戦錬磨のティムとファズにとっても難しい挑戦となった今回。なにしろお相手は1963年製のアルファロメオ・ジュリア・スパイダー。オーナーのポールはこの愛車で風を切ることを夢見ながら長年手塩にかけてきたが、その完成を前に病に冒されてしまった。そこで2人の出番。しかし車体は度重なる事故を受け奇妙な形をしていた。ティムは塗装とパテを丸ごと剥離するという大胆な賭けに。果たしてそれは吉と出るか、凶と出るか?
今回、2人が向かったのはハンプシャー。重度の慢性的な片頭痛に悩まされているジェームズは愛車のゴルフGTIマーク1の修復ができない。そこで、彼の家族はこの80年代の名車を蘇らせてほしいと2人に修復を依頼。しかし、長年にわたる湿ったガレージでの劣化は予想以上に深刻だった。またオリジナル使用にこだわるファズと元レーサー小僧のティムとの間に確執も。果たして約束の期限までに完成させることができるのか?
元建築業者のデリックは手先が器用だったが、筋痛性脳脊髄炎を患い、所有する貴重な1967年式のランチア・フラヴィアのレストアを続けることができない。かつて富裕層向けに発売されたこの車は30年以上も車庫に眠ったまま。だが、状態を確認したティムとファズは楽勝ムードを漂わせる。ところがパーツ不足と予期せぬ問題発覚で悪戦苦闘。限られた時間の中、エンジンを求めて海を越えるティム。果たしてタイムリミットに間に合うのか。
子供の頃からコルベットに憧れていたピーター。20年ほど前、彼は夢を実現し74年製のコルベット・スティングレイを購入する。その後レースに出たり修理・改良を行ったりと排気量7.4リッターのモンスターを楽しむピーターだったが、メカ的な問題発生と自身の関節炎の悪化により車は眠った状態となる。ティムとファズは2人にとって初となるアメリカ産名車の救出に乗り出すが、車は半分に切ることになるかもしれない問題を抱えていた。
今回ティムとファズがレスキューするのは、それまでの自動車の常識を大きく変えたフランスの革命児、1954年製のシトロエン・トラクシオン・アバン。病気で余儀なく時計職人を引退した父親に、楽しみを見つけてもらおうと息子がこの車をプレゼントした。しかしその後アルツハイマー病と診断され作業は中断。家族は元気なうちに乗せてあげたいと願っているが、錆だらけの鉄くずと化した車体は生まれ変わるのか?