ナショナル ジオグラフィック

メーデー:重大航空機事故を回避せよ!

原題: PLANE CRASH RECREATED
メーデー:重大航空機事故を回避せよ!の写真

放送予定

24.12.25 00:00
 トルコ航空1951便(原題:Turkish 1951) [字]
25.01.06 00:00
 ボーイング737MAX(原題:737 Max) [字]
25.01.06 01:00
 日本航空123便(原題:Jal123) [字]
25.01.07 02:00
 ボーイング737MAX(原題:737 Max) [字]

番組内容

乗客はパイロットや航空会社、航空機メーカーを信頼して飛行機に乗るが、事故は起こる。この番組では、生存者の証言や専門家のインタビュー、ブラックボックスから回収された実際のデータを基に、歴史的な航空機事故を考察する。最先端のフライトシミュレーターで事故に至るまでを再現し、最後の瞬間に迫る。どうすれば悲劇は避けられたのか? 多種多様な熟練パイロットたちが事故を追体験し、さまざまな可能性を検証する。

■60分×10話

エピソード

「 ボーイング737MAX(原題:737 Max) 」

2018年、ジャカルタを離陸したボーイング737MAXがジャワ海に墜落し、乗員乗客189名全員が命を落とした。その5ヵ月後、同型機はエチオピアでも墜落事故を起こし、数多くの人命を奪う。なぜ同じ機種で悲惨な事故が相次いだのか?悲劇を回避する方法はなかったのか?多数の犠牲者を出したボーイング737MAXの墜落事故を最先端のシミュレーターで再現し、熟練のパイロットが最後の瞬間を検証する。

「 日本航空123便(原題:Jal123) 」

1985年8月12日、東京発大阪行きの日本航空123便が墜落し、乗員乗客520名が亡くなった。単独機としては史上最悪の航空機事故である。ジャンボジェットの愛称を持つボーイング747SR-100は離陸から12分後、2万4000フィートの上空で不測の事態に見舞われる。それから32分後、墜落した巨大な機体はバラバラの破片と化した。恐怖の32分間に何があったのか?最先端のシミュレーターで再現して検証する。

「 ブリティッシュミッドランド航空92便(原題:Kegworth Bd Flight 92) 」

1989年、ブリティッシュ・ミッドランド航空92便がケグワースの高速道路に不時着し、47名が亡くなった。約2万8000フィートでエンジントラブルに見舞われた92便の操縦士は、手順どおり片方のエンジンを停止し、最寄りの空港に緊急着陸を試みた。航空交通管制の誘導で着陸態勢に入ったものの、そこで単純かつ重大なミスが発覚する。どうすればミスを避けて、無事に着陸できたのか?最先端のシミュレーターで検証する。

「 パキスタン国際航空8303便(原題:Pakistan 8303) 」

2020年、カラチの空港に向かっていたパキスタン国際航空8303便が着陸に失敗し、住宅街に墜落。2名の生存者を除く97名の乗員乗客が犠牲になった。残された記録からは、着陸体勢に入った飛行機で操縦士が不可解な選択を繰り返した事実が浮かび上がる。シミュレーターで再現検証に挑む熟練パイロットたちも理解に苦しむ選択だ。一体、何が彼らに判断を誤らせたのか?安全管理システムの問題にも焦点が当てられる。

「 ユナイテッド航空232便(原題:Ua232) 」

1989年、デンバーからシカゴへ向かっていたユナイテッド航空232便は、突如として制御不能に陥る。乗務員はエンジンのみで機体を操縦し、緊急着陸させた。機体は大破したものの、乗員乗客の半数以上が生還した。それはいかに奇跡的なことだったのか?絶体絶命の状況で、乗務員たちが最善の行動を取ることができた要因は何だったのか?熟練パイロットたちが最先端のフライトシミュレーターを用いて検証を行う。

「 USエアウェイズ1549便(原題:Us Airways Flight 1549) 」

2009年、ニューヨーク州ラガーディア空港を出発したUSエアウェイズ1549便は、離陸直後にバードストライクに遭い、両方のエンジンが停止するという絶体絶命の状況に陥る。しかし機長と副操縦士の迅速かつ勇気ある決断により、乗員乗客全員が生還した。「ハドソン川の奇跡」はいかに実現したのか?異なる判断を下していた場合、どうなっていたのか?熟練のパイロットたちが、最先端のシミュレーターを用いて分析する。

「 エールフランス航空447便(原題:Af447) 」

2009年、エールフランス航空447便はリオデジャネイロを出発し、パリへと向かっていた。順調に大西洋上を飛行していたが、突如として失速し、救難信号の発信もないまま海中へと墜落してしまう。この事故により乗員乗客228人全員が犠牲となった。高性能の飛行機にもかかわらず、なぜ墜落してしまったのか?ヒューマンエラーが及ぼした影響とは?熟練のパイロットたちが、最先端のシミュレーターを駆使して分析を行う。

「 トルコ航空1951便(原題:Turkish 1951) 」

2009年、イスタンブールを出発したトルコ航空1951便は、アムステルダムのスキポール空港に着陸しようとしていた。ところが滑走路まであとわずかという地点で失速、墜落してしまい、乗員4名と乗客5名が犠牲となった。近年は飛行機の自動化が進み、その機能は非常に正確で信頼性が高い。しかしその落とし穴とは?普段と異なる状況が人間に与える影響は?熟練のパイロットたちが最先端のシミュレーターを用いて分析する。

「 カンタス航空32便(原題:Qantas 32) 」

2010年、シンガポールを出発したカンタス航空32便は、離陸から数分後に第2エンジンが爆発する。その破片は翼を貫通し、多くのシステムがダウンすると共に燃料が漏れ出してしまった。一刻も早く着陸したいが、機体は重量超過で着陸することができない。このような絶体絶命の状況にもかかわらず、乗員乗客に負傷者は出なかった。何が奇跡を呼んだのか?熟練のパイロットたちが、最先端のシミュレーターを駆使して分析を行う。

「 ブリティッシュ・エアウェイズ38便(原題:Ba38) 」

2008年、北京を出発したブリティッシュ・エアウェイズ38便は、ロンドンのヒースロー空港に着陸しようとしていた。しかし突然、両方のエンジンが停止する。機長のとっさの判断で機体は幹線道路への墜落を回避し、滑走路手前に不時着。奇跡的に重傷者は出なかった。なぜ両方のエンジンは突然停止したのか?乗員乗客の命を救った機長の行動とは?熟練のパイロットたちが、最先端のシミュレーションを駆使して分析を行う。

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視聴方法

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