ナショナル ジオグラフィック

獣医ミシェルの日常 2

原題: Dr. Oakley: Yukon Vet 2
獣医ミシェルの日常 2の写真

放送予定

24.12.19 14:00
 暴れるアルパカ (原題: Steer Clear) [二]
24.12.20 14:00
 クズリの手術 (原題: Taming of The Wolverine) [二]
24.12.23 14:00
 真夜中の診療 (原題: Midnight Madness) [二]
24.12.24 14:00
 特製ヘラジカ・ジュース (原題: Got Moose Juice?) [二]

番組内容

カナダのユーコン準州で獣医師として働くミシェル・オークリー。大型動物も担当する彼女は、1年中どんな時でも往診に対応し、遠くまで車を走らせる。難産に苦しむウシのもとへ駆けつけ小さな命を救う夜もあれば、消えゆく命を抱えたイヌワシのために奮闘する明け方もある。ユーコン準州の厳しい大自然の中、さまざまな動物がミシェルの助けを必要としているのだ。しかし、どんなにつらくてもミシェルの日常は愛と感動にあふれている。

ミシェル・オークリー(吹替版 声:小宮和枝)
ユーコン準州で唯一数百種類もの動物を診察出来る獣医師こそ、我らがミシェル・オークリー。自らが運営する動物病院だけではなく、動物保護機関と連携したり、ユーコン準州の野生動物保護区へ赴き診療するなど、その活動範囲は広い。牧場主や、家庭からかかってくる緊急電話、また傷ついた野生動物にも、年中無休で対応する様からは動物への深い愛情と、獣医師としての使命が感じられる。オーバーオールを来て、ピックアップトラックを運転し、大型動物をも相手にする彼女はとても男らしいが、絶やさない笑顔からは品のある整った顔立ちが覗いている。そんな彼女の知性と品性を受け継いでいる3人のかわいらしい娘たちにも注目だ。そして本編には、ほとんど登場しないが知っておきたいのが彼女の愛する旦那シェーン。アメリカ、インディアナ州出身のミシェルはミシガン大学在学中にリスの研究をするため訪れたユーコン準州で消防士だった夫のシェーンに出会い恋をした。結婚してからは、愛する夫、3人の可愛い娘、パグのミスター・メイ・ラブ・パンツと仲良く暮らしている。

■60分×8話

番組のみどころ

多種多様な動物に合わせた治療法
高体温に苦しむ道路で発見された石油まみれのハクトウワシや、巨体の為に麻酔の量を間違えば大惨事になるバッファローの去勢手術、目に膿がたまった馬の目玉摘出手術など、スケールの大きい手術を行う事が多いミシェル。しかも牧場から動物病院まで移動出来ないことから、その場、つまり野外で手術や検診をすることが多いのも特徴だ。動物にとっても、ミシェルにとってもリスクの高い手術が多いのだ。だが、帝王切開から目覚めたフレンチブルドッグが、どうして自分が今子犬たちに囲まれているのか理解出来ないと言ったように驚いた表情を浮かべながらも、きちんと子犬を世話している顔や、拳ほどの大きさの子犬たちの初めての検診の様子、人間に慣れたアルパカの往診、育児拒否されている子牛の人工授乳など、思わず目を細めてしまうシーンも盛りだくさんだ。

エピソード

「 春の出産ラッシュ (原題: Baby Boom) 」

春の出産ラッシュ (原題: Baby Boom)の写真

カナダのユーコン準州で獣医師として働くミシェル・オークリーの奮闘記。ユーコンに春が来て、動物たちは出産ラッシュだ。ミシェルは緊急呼び出しを受け、難産に苦しむヘレフォードのもとに駆けつける。ミシェルたちの奮闘で何とか出産を終えたものの、母ウシは育児を放棄ぎみで心配が絶えない。一方、動物病院には5匹の赤ちゃんをおなかに抱え、自然出産が難しいフレンチブルドッグが運び込まれる。果たして無事に産まれるのか?

「 ヤクの去勢 (原題: Yak Attack) 」

ヤクの去勢 (原題: Yak Attack)の写真

カナダのユーコン準州で獣医師として働くミシェル・オークリー。長女シエラの高校卒業を週末に控え、いつになく感傷的なミシェルだったが、彼女の助けを待つ動物の列が途切れることはない。経験豊富なミシェルも、100キロを超えるヤクの去勢は初めて。同じく巨体を誇るジャコウウシの診察では、思わぬトラブルに見舞われる。さらに深夜、タールまみれのイヌワシが運び込まれる。家族総出で懸命の救護に当たるが、果たして?

「 暴れるアルパカ (原題: Steer Clear) 」

暴れるアルパカ (原題: Steer Clear)の写真

カナダのユーコン準州で獣医師として働くミシェル・オークリー。ミシェルが診察する動物は小型のペットだけでなく、ウマやアルパカなど大型の家畜も含まれる。大きな体格ゆえに機嫌のよい時でも扱いは難しいが、ケガや病気となれば動物たちの機嫌は最悪。しかも診察に協力的な患者は少ない。動物たちのもがく脚などを避けながら、診療しないといけない。よけ方がうまくないと、人間のほうがケガをすることもあるのだ。

「 クズリの手術 (原題: Taming of The Wolverine) 」

クズリの手術 (原題: Taming of The Wolverine)の写真

今回、獣医師ミシェル・オークリーは、娘のウィローを連れ、生命の誕生に沸く春のアラスカを訪れる。二人を待っていたのは様々な問題を抱えた幼いヘラジカたち。ミシェルは、大自然の洗礼を受けながらも必死に生きようとする新しい命と向き合うことになる。一方、脚を骨折したアメリカアカジカには命の危機が迫っていた。緊急事態にミシェルがとった処置とは? さらに凶暴な動物クズリが登場。獣医師としての腕を試される一幕も。

「 真夜中の診療 (原題: Midnight Madness) 」

真夜中の診療 (原題: Midnight Madness)の写真

ユーコン準州に夏が来た。太陽がずっと顔を出し続ける季節であり、獣医師ミシェル・オークリーの勤務時間も必然的に長くなる。ミシェルが家族を伴ってやって来たのはディクソン一家の放牧地帯だ。ウマの駆り集めを手伝いに来たが、広大な荒野を縦横無尽に駆け回っているウマの居場所は、特定が極めて困難だ。そこでミシェルたちが使うのは小型プロペラ機。上空からの探索を試みる、ユーコンならではのダイナミックな方法だ。

「 特製ヘラジカ・ジュース (原題: Got Moose Juice?) 」

特製ヘラジカ・ジュース (原題: Got Moose Juice?)の写真

夏真っ盛りのユーコン準州。獣医師ミシェル・オークリーは、アラスカにあるハクトウワシ財団の分院へ。診察が順調に進む中、ヤマアラシの針が刺さったイヌが運び込まれる。さらに野生動物保護センターから緊急要請が入り、胃に大量のガスがたまって衰弱したヘラジカの子の元へ駆けつけるも大苦戦。特製ヘラジカ・ジュースを与えて胃腸の細菌のバランスを整える。傷ついたハクトウワシを保護すべく、長女シエラが頼もしい働きを見せる場面も。

「 大切な存在 (原題: Warts And All) 」

大切な存在 (原題: Warts And All)の写真

自然あふれるユーコン準州の住民は動物が大好き。イヌやネコはもちろん、さまざまな動物を飼っている。しかし動物たちは単なるペットではなく、人々の暮らしに寄り添うかけがえのない相棒であり、家族の一員だ。獣医師のミシェル・オークリーが診療するのは傷ついた野生動物や家畜だけではない。尿路結石を患ったフェレットやがんの疑いのあるイヌなど、隣人たちの大切な存在を守るためにミシェルは今日も奮闘する。

「 毛がない猫の怪我 (原題: Cat Out of Hell) 」

毛がない猫の怪我 (原題: Cat Out of Hell)の写真

今回、アラスカへ向かった獣医師のミシェル・オークリーは、様々な動物に手腕を試されることになる。巨大なヤクを去勢しようと眠らせるが、麻酔が効きにくく処置中に目覚めてしまう。カナダオオヤマネコの診察では、麻酔用の吹き矢で狙うも思わぬ邪魔が。車の給油に立ち寄ったロッジでは、足をケガした毛のないネコに遭遇。緊急手術を行うことに。さらに事故に遭った子イヌを再診。果たして、負傷した前脚の感覚は戻るのか。

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