ジャングル/熱帯雨林は地球上最も過酷な土地と言っても過言ではない。うっそうと生い茂る密林、死をもたらす寄生虫、うだるような蒸し暑さなどの悪条件から人が住むのに適さない環境となっている。にもかかわらず、世界各地で先住民族は数千年前からジャングルを住処とし、厳しい自然に打ち勝って生き延びてきた。ヘイゼン・オーデルは現地の部族に伝わるスキルを身につけ、ジャングルで生き抜くための驚くべき手法を披露する。
今回、ヘイゼン・オーデルがサバイバルに挑むのは世界各地の過酷な森。灼熱の太陽が照り付けるメキシコの大峡谷で断崖絶壁を走り、カナダ・ケベック州北部の雪に覆われた針葉樹林では移動するカリブーの群れを追う。ラオスでは雨季のメコン川流域で森を冠水させた激流と闘いながら魚を捕る。命の危険と背中合わせの厳しい状況で、先住民族から学んだ知恵と技術を駆使しながら無事に課せられたミッションを果たせるだろうか?
ヘイゼン・オーデルは世界各地の過酷な熱帯の島々を訪れ、海に生きる先住民族の知恵と技術を習得する。厳しい自然条件と恐ろしい海の生き物に立ち向かいながら、ソロモン諸島では乱獲を防ぐ持続可能な食料調達を学び、単独で危険なサメ漁に挑む。また、海の遊牧民、バジャウ族のサバイバル術を武器に5日間の単独航海に出る。さらに、太平洋上の島、蘭嶼島に住むタオ族の伝統的な木製の船で沖合に出て大型の外洋魚を釣る。
ヘイゼン・オーデルは世界有数の険しい山岳地帯で様々な試練に挑む。ヒマラヤ山脈の麓で遊牧民から預かった家畜の群れを移動させ、タンザニアではマサイ族の神に捧げ物を供えるため、活火山に登頂する。モンゴルではカザフ族伝統のイヌワシを使った狩りに参加。空気の薄い高地での過酷な登山には高山病の恐れがつきまとう。人を襲う捕食動物にも警戒しなければならない。ヘイゼンは部族の知恵や技を使い、困難を乗り越えていく。
ヘイゼン・オーデルは世界有数の過酷な砂漠でサバイバルに挑む。太陽が照り付ける広大な荒野では猛烈な暑さと激しい渇きに耐えなければならない。突然に襲いかかる砂あらしや野火、砂漠のワナと言える流砂も脅威だ。ヘイゼンは先住民族の知恵を頼りにナミビアのナミブ砂漠、オーストラリアのアウトバック、世界最大のサハラ砂漠を独り旅していく。また、ケニアのサンブル族に学び、貴重な水分補給源である牛の血を採取して飲む。
今回、ヘイゼン・オーデルが挑むのは極限の地に広がる大平原。起伏のない広大な原野は容赦ない自然の猛威にさらされ、食料や水を見つけるのも困難だが、先住民族は独自の知恵と技術を駆使して過酷な環境を生き抜いてきた。ヘイゼンは北極圏でイヌイットと共に犬ゾリや海氷の下に入り込む危険な漁を体験し、遊牧民サーミが飼育する半野生のトナカイの群れを率いて凍った湖を渡る。カラハリ砂漠ではサン族の持久狩猟に参加する。