ヘイゼンは中国南西部に位置する独龍江峡谷に暮らすトールン族の元を訪れる。彼らと共に激流の川を渡り、毒ヘビやクマのいる森を抜け、貴重な薬草を摘むために雪が解け始めたばかりの山頂へと向かう。さらに、ハチの大群に取り囲まれたハチの巣からハチミツを採取しようと試みる。村人の貴重な稼ぎとなる収穫物と食料を彼らの元へと持ち帰ることができるのか。ヘイゼンの真価が問われる。
中国南部に位置する貴州省。ヘイゼンは山中で暮らす芭沙村のミャオ族の元を訪ねる。彼らは現在、中国で唯一銃を所有している部族だ。ヘイゼンは巨大な水牛を操っての耕作や火薬作り、射撃を体験して部族の暮らしを学ぶ。そして最後には、険しい渓谷と激流の滝を越えて、部族の通過儀礼である伝統の漁場で魚の捕獲に挑む。魚を村に持ち帰ることで部族の男として認めてもらうことができるのか。
内モンゴル自治区の森の中でトナカイの群れと暮らすエベンキ族の元を訪れたヘイゼンは、トナカイの乗り方、クマやオオヤマネコからトナカイを守る方法、テントの建て方などを学び、遊牧民の生活を体験する。群れからはぐれてしまった2頭のトナカイを連れ戻す役目を担ったヘイゼン。樺の樹皮で手作りしたカヌーで川を下り、蚊だらけの沼地を進む。部族伝統のサバイバル術を駆使しながら、無事に2頭を捜し出せるだろうか。