古代エジプト最強の王、ラメセス2世の手がかりを追う。アビドスでは、彼が最初に建てた神殿の敷地から、新たな建造物を発見。果たしてラメセスとのつながりはあるのか。王家の谷では、彼が息子たちのために建造した巨大な墓を調査。大勢の後継ぎをもうけたラメセスの狙いとは?その他、彼に仕えた将軍たちが眠るサッカラの墓地遺跡や、臣下だった建築家の墓から、その長きにわたる治世と絶大な影響力を読み解く。
古代エジプト最大の謎の一つ、ミイラを捜し求める考古学者たちの発掘現場に密着。古代都市フィラデルフィアでは、文明末期にさかのぼる保存状態のよいミイラが発掘される。ギリシャ系王朝の影響下でミイラ作りはどのように変化したのか。一方、最も上質で保存状態がよいとされるのが、セティ1世をはじめとする王族のミイラだ。古代エジプトを代表するファラオたちのミイラがなぜ4000年以上も無事だったのか、その足跡を追う。
古代エジプトを代表するファラオ、クレオパトラにまつわる謎を追う。タップオシリス・マグナでは、クレオパトラの墓の捜索が再開。遺跡の地下を走るトンネルから、墓の位置につながる手がかりは見つかるのか。古代都市フィラデルフィアでは、彼女の時代の物とみられるギリシャ様式の棺を発見。デンデラ神殿遺跡では、クレオパトラが残した建造物やレリーフから、彼女がいかにしてファラオに上り詰めたのかを考察する。
エジプト文明の象徴、ピラミッド。しかし、その進化の過程はいまだ謎も多く、考古学者たちはその起源に迫るべく、あらゆる見地から発掘調査を進めている。紅海沿岸で見つかった謎の洞窟からは、建設作業員たちが使っていたとみられる船の残骸が出土。最先端のレーザー調査では、ピラミッドの新たな起源の可能性が示唆される。さらに、エジプト最古の都市の一つでは、巨大建設事業の始まりだったとみられる巨大醸造所が発掘される。
ツタンカーメンの死の真相に迫る。彼の墓に残る不審な点や、側近たちの行動から、少年王が急死した状況を読み解いていく。死因は果たして自然死か、それとも暗殺か。サッカラでは、ツタンカーメンが死去した直後の時代にさかのぼる墓で発掘調査を実施。彼の死後、どのような人々がエジプトを支配していたのか。アスワンでは、彼が夭折した理由とも関連する衝撃的な墓を発見。多くの古代エジプト人が短命だった理由を探る。
古代エジプト人の生活に欠かせなかったナイル川。巨大文明国家の誕生にどのように貢献し、人々の生と死にどのような役割を果たしたのか。エジプト学者のダーネルは、上流の島々を訪れ、神殿の壁画や古代の階段に残る痕跡から、ナイル川のパワーがどのように利用されていたのかを読み解く。デイル・エル=バハリでは、複数のナイルワニの頭の骨が出土。アスワンでは、ナイル川の交易を管理していた人物の墓を調査する。
伝説的ファラオ、アレクサンドロス大王の真実に迫る。軍事的野心に富み、領土拡大のため遠征を繰り返した戦士王は、なぜエジプト人の支持を獲得し、王位に就くことができたのか。フィラデルフィアでは、彼の時代のものとみられるカタコンベを発掘。タップ・オシリス・マグナでは、アレクサンドリアの大灯台を模した塔の下から、豪華な墓が発見される。さらに、今も所在不明となっているアレクサンドロス大王の墓の在り処を探る。
ピラミッド建造がたどった歴史と後世に与えた影響を探る。アブシールでは、サフラー王のピラミッドの崩れかけた内部で、墓室の捜索が進められる。果たして王のミイラと石棺は見つかるのか。その近くでは、最古のピラミッドにヒントを得たとみられる超巨大な竪坑を発見。サッカラでは、ジェドカラー王のピラミッドの隣で、高官のものとみられる豪華なマスタバの発掘調査を実施。ピラミッドの小型化が進んだ理由にも迫る。