ナショナル ジオグラフィック

潜入!ブラックマーケットの実態 2

原題: Trafficked with Mariana van Zeller 2
潜入!ブラックマーケットの実態 2の写真

放送予定

22.10.11 23:00
 大麻の闇市場 (原題: Black Market Marijuana) [字][新]
22.10.16 04:00
 大麻の闇市場 (原題: Black Market Marijuana) [字]
22.10.17 14:00
 大麻の闇市場 (原題: Black Market Marijuana) [字]
22.10.18 23:00
 モーターサイクルクラブの実態 (原題: Outlaw Motorcycle Clubs) [字]

番組内容

シーズン1の「国際詐欺」がエミー賞にノミネートされたドキュメンタリーシリーズ『潜入!ブラックマーケットの実態』。その待望のシーズン2で、ジャーナリストとして数々の賞を受賞したマリアナ・ヴァン・ゼラーが、再び、世界中の最も危険なアンダーワールド(裏社会)に深く潜入する。入り込めば入り込むほど、ダークで危険度が増すその世界で、マリアナは、さまざまなブラックマーケットや地球規模の密売ネットワークに関わる犯罪者たちと出会い、彼らのビジネスのからくりを紐解いていく。そして、視聴者は、世界中で数兆ドル規模といわれる影の経済がいかにグローバル化しているかを理解することになる。

シーズン2の中で、マリアナは、ガーナまで旅してロマンス詐欺の手口を明かしたり、覚醒剤がメキシコの製造所からいかにアメリカのユーザーの手に渡るのかということや、アメリカで盗まれた大量の盗難車と西アフリカを結ぶ密輸ルートを追跡する。また、4年前の大麻合法化以来、急成長を遂げてきたカリフォルニアの大麻市場の裏側、ハーレーを乗り回す無法者のバイクギャング、闇市場で横行する安易で危険な形成外科、アマゾンの森林破壊に関わるマフィア、南米の麻薬組織の女ボス、世界中の海で平然と行われる不法漁業の実態など、マリアナは私たちが滅多に覗けない世界の裏側の興味深い事実や人間の本性を炙り出していく。そして、世界中で起きている大量殺戮事件とその背後に潜むイデオロギーの関係性、それを社会に広める運動が、麻薬や銃器と同じぐらい、いかに危険であるかを暴いていく。

予告編

番組ホスト
マリアナ・ヴァン・ゼラー
ポルトガル出身、LAを拠点に活動するジャーナリスト。長年にわたり闇取引や密売の現場に潜入し、社会の闇と人々の生活への影響を世界に伝えている。放送ジャーナリズム界のピュリツァー賞ともいわれる「デュポン賞」など、数々の賞で受賞経験あり。


■60分×9話

番組のみどころ

犯罪者たちの生々しい証言
全てのエピソードで、ニュースだけでは決して知ることの出来ない犯罪者たちの生の声を聞くことが出来る。麻薬組織の女ボスの初めて人を殺した時の衝撃的な証言、ロマンス詐欺の犯人が騙した相手に抱く罪悪感、息子を心配する母親からの電話に戸惑う覚醒剤密売人など、カメラの前で犯罪者たちの心を開かせ、彼らの人間性を浮き彫りにするジャーナリストとしてのマリアナの力量に唸らされる。

命懸けの取材
犯罪の内側に潜入するということは、当然そこに危険が伴うわけだが、メキシコの山奥で覚醒剤がどのように作られるかや、バイクギャングの麻薬取引の瞬間など、シーズンを通して、本当にどうやって撮影出来たのだろうと思わずにはいられない映像が次々と登場する。「コカイン・クイーン」では実際、マリアナたちがある麻薬組織を取材中、そのライバル組織の襲撃を間一髪で逃れ、銃声が響くなか慌てて逃げ出す場面や、覚醒剤の製造現場を取材後、スタッフ全員が麻薬組織を取り締まる多くの兵士たちに囲まれ、取り調べを受けるといった緊迫感みなぎる瞬間がある。

グローバル化する犯罪の実態
インターネットやソーシャルメディアの進歩に伴い、犯罪がいかにグローバル化しているかという事実に驚かされる。2020年にアメリカで6億ドル以上の被害をもたらしたロマンス詐欺の多くがガーナに端を発していたり、アメリカで毎年75万台以上盗まれる盗難車の多くが西アフリカや国外に流れていたり、アマゾンで不法に伐採された森林が木材としてアメリカに入ってきたりと、シーズンを通して全てのエピソードを見ることで、なんの関係もないと思われる外国の問題が、いかに知らないうちに自分たちの生活に影響を与えているかを学ぶことになる。

エピソード

「 大麻の闇市場 (原題: Black Market Marijuana) 」

大麻の闇市場 (原題: Black Market Marijuana)の写真

カリフォルニアは2016年に娯楽用大麻の合法化が承認され、2018年に解禁された。LAの街には大麻販売店が乱立している。合法化は違法取引の撲滅が狙いだったが、現状は正反対だ。合法化によりますます活性化した大麻の闇市場にマリアナが潜入する。どんな人物が違法大麻を栽培し、売りさばき、誰が買っているのか。栽培や取引はどこで行われているのか。合法化されたにもかかわらず、彼らはなぜ闇市場で取引し続けるのか。

「 モーターサイクルクラブの実態 (原題: Outlaw Motorcycle Clubs) 」

モーターサイクルクラブの実態 (原題: Outlaw Motorcycle Clubs)の写真

バイクと自由を愛する者たちの集まりであるモーターサイクルクラブ。だがその実態は犯罪組織だと言われている。クラブのリーダーは「メンバーの中に少数の悪人がいるだけ」と言うが、それは本当なのか。彼らはなぜ他のクラブと対立し、暴力に走るのか。薬物の密売をしているという噂は本当なのか。マリアナはヴァーゴス、サンズ・オブ・サイレンス、モンゴルズなどの有名クラブと接触し、モーターサイクルクラブの真の姿に迫る。

「 格安美容整形の闇 (原題: Black Market Surgery) 」

格安美容整形の闇 (原題: Black Market Surgery)の写真

アメリカでは美容整形による死亡事故が問題になっている。テレビやSNSの影響で豊かな曲線美に憧れる若い女性が多いが、美容整形は高額なため、闇整形や格安クリニックでの手術を受け、帰らぬ人になるのだ。謎の多い業界で働くのはどんな人たちなのか。クリニックの中では何が行われているのか。女性たちはなぜ命を落としたのか。業界関係者、被害者家族、悪質業者と闘う人々へのインタビューを通し、闇の深い業界の真実を暴く。

「 メスとアメリカ (原題: Meth) 」

メスとアメリカ (原題: Meth)の写真

アメリカでは1990年代後半~2000年代前半にエフェドリンを含む風邪薬から覚醒剤を作ることが流行し、覚醒剤が蔓延した。その後いったん落ち着いたが、ここ数年、再び使用者が急増し、過剰摂取による死者も増えている。現在出回っている覚醒剤は、誰がどこで作り、どうやって密売しているのか。どんな人が覚醒剤を使うのか。マリアナはアメリカとメキシコをつなぐ覚醒剤の供給ルートをたどり、覚醒剤蔓延の実態に迫る。

「 車両窃盗団の実態 (原題: Stolen Cars) 」

車両窃盗団の実態 (原題: Stolen Cars)の写真

アメリカでは36秒に1台の割合で車が盗まれているという。盗んだ車は分解してパーツショップに売れば警察に追跡されにくいが、大金を稼ぎたければ完全な形の車を売る方がよい。国際的な車両窃盗団はアメリカで車を盗み、コンテナ船で発展途上国に運んでいる。彼らはどうやって当局の監視の目をかいくぐり、盗難車を輸出しているのだろうか。車はどこに運ばれるのか?盗難車ビジネスの全てを取り仕切っているのは誰なのか?

「 国際ロマンス詐欺 (原題: Romance Scams) 」

国際ロマンス詐欺 (原題: Romance Scams)の写真

パンデミックの影響もあり、ロマンス詐欺が世界中で急増している。2020年はアメリカの銀行口座から3億ドル以上が消えたという。報告されている被害者は孤独な女性が多い。奪われた彼女たちの財産はどこにあるのか?誰がロマンス詐欺をしているのか?被害者は本当に女性ばかりなのか?詐欺師たちはどうやって標的を信用させ、大金を奪うのか?マリアナは被害者や詐欺師にインタビューを行い、ロマンス詐欺の実態を暴く。

「 コカイン・クイーン (原題: Cocaine Queens) 」

コカイン・クイーン (原題: Cocaine Queens)の写真

長い間、麻薬ビジネスは男性のものだった。だが近年、女性の進出が目立ってきた。マリアナがまず向かったのは、コカインが蔓延するブラジルのリオデジャネイロ。犯罪者の間でも有名な21歳の女性密売人を追う。次に向かったのは世界一のコカイン生産国コロンビアのバホ・カウカ。この地域で麻薬組織のボスを務める若い女性に会い、彼女の壮絶な体験を聞く。彼女はなぜ組織に入ったのか。どうやって男性たちを従わせているのか。

「 アマゾン・マフィア (原題: Amazon Mafia) 」

アマゾン・マフィア (原題: Amazon Mafia)の写真

アマゾンの森林破壊が加速している。貴重な木材を違法に伐採する業者と、採掘の邪魔になる木々を切り倒して金を掘る業者が暗躍しているためだ。熱帯雨林を守るために活動する人々が殺されるという恐ろしい事件も多発している。違法伐採業者、違法採掘業者は何者なのか。彼らはなぜアマゾンを破壊するのか。彼らと闘っているのはどんな人々なのか。マリアナはアマゾン破壊の実態を暴くため、危険なアマゾンの奥地に潜入する。

「 違法漁業の実態 (原題: Fish Pirates) 」

違法漁業の実態 (原題: Fish Pirates)の写真

トロール船による魚介類の乱獲が世界的な問題になっている。マリアナはシー・シェパードに同行し、アフリカ沖で操業する不審な漁船に乗り込む。また、違法漁業の獲物が多く運ばれるスペインの港町や、違法漁業の影響を受けて大きく変わったガーナの漁師町でも取材を行う。莫大な金額を生む違法漁業は、誰がどのように行っているのか。なぜ彼らを止められないのか。このまま乱獲を続けたら、未来の海はどうなるのか。

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