フィンランド北部、白夜で知られるラップランドにやってきたゴードンは、地元の食材を使ったフィンランド料理対決に挑む。元フィンランド代表チームとの泥んこサッカーやサウナで作る料理、食事に独特の風味を添える木タール作りなど、ラップランドならではの体験をしながら、旬の食材を手に入れるゴードン。夏の日差しをたっぷり浴びたベリーや伝統的な漁法で捕まえた魚は、どんなご馳走に姿を変えるのか?
今回ゴードンはアメリカのテキサス州を訪れる。すべてにおいてスケールが大きいことで知られるテキサス。そこに住む人々は、たくましく気骨にあふれている。その土地柄は料理にどのように表れているのだろうか。地元の人々になじもうと、カウボーイハットをかぶったゴードンは、牛の駆り集めやガラガラヘビの捕獲、イノシシ狩りなどに挑戦。最後はお世話になった人々に料理をふるまう。果たしてどのような評価が下るのか。
今回の舞台は、五大湖のほとりにあるミシガン州アッパー半島。ゴードンは地元の天才シェフ、ジェームズ・リガトと料理対決をすることに。彼との戦いを制し、真のユーパー、つまり、アッパー半島の地元民として認めてもらうため、ゴードンは鳥のハンティングや幻のキノコ探しに挑戦。住民や土地についての理解を深めながら、この地域特有の食材を調達する。果たして彼は、ユーパーたちを納得させる絶品料理を作ることができるか?
荒々しくも美しい海沿いの景色が楽しめるポルトガルの港町ナザレ。ゴードンはそこで、素材の持ち味を生かしたシンプルさが魅力とされるポルトガルの料理と食文化を学ぶ。まずは岩礁に生息する貝に似た、ペルセベシュの塩ゆでの味に感動。ペルセベシュ捕りの名人に弟子入りし、海で採取する。ほかにもイワシ漁や、放牧されて育つ黒豚の世話を体験。地元のシェフとゴードンの料理対決でナザレの市長をうならせるのはどちらか?
今回ゴードンはロブスターの名産地、アメリカンのメイン州を訪れる。彼を迎えたのはジェームズ・ビアード賞を二度受賞したシェフ、メリッサ・ケリー。ゴードンに与えられた課題は地元の食材を生かした料理を作り、真のメイン州民として認められることだ。早速海に出たゴードンはロブスター漁に苦戦。さらに養殖ガキの収穫やバター作りなどに挑戦する。最後は地元の人に料理を振る舞うが、果たしてメリッサの料理を超えられるのか。
今回の舞台は、西にアドリア海、東に緑豊かな丘陵地が広がるクロアチアのイストラ半島。美しい景色を背景に、トリュフやアナゴ、シェーブルチーズ、オリーブオイルなど、世界トップクラスの海の幸と山の幸が、次から次へと登場する。そんな中ゴードンが戦いを挑むのは、地元のシーフードを知り尽くした4代目漁師。ゴードンはイストラ半島の名産物をうまく使いこなし、イケメンシェフを打ち負かすことができるのか?
数年前にハリケーンで壊滅的な被害を受けたプエルトリコを訪れ、災害を機に食の自給自足を目指すたくましい人々に出会う。プエルトリコは美しい海と緑豊かな土地に恵まれた島でありながら、長年の植民地政策や工業化によって食料の多くを輸入に頼ってきた。今回は島の食材にこだわる地元シェフの紹介で有機栽培農家や漁師を訪ね、香り高いコーヒー、種類豊富な柑橘、有機野菜、魚介類など、素材の良さを生かした料理に挑戦する。
今回の舞台はノースカロライナ州のスモーキー山脈。雄大な自然に抱かれたこの地には、脈々と受け継がれた伝統や食文化が息づいている。そんな地域で、地元を知り尽くしたシェフ、ウィリアム・ディッセンと料理対決をすることになったゴードン。豊かな山の恵みを求め、激流下りやキノコ狩りに挑戦したり、かつてこの地域で盛んだった密造酒作りや先住民チェロキーの伝統食について学んだりする。料理対決の軍配はどちらに上がるのか。
今回ゴードンは、アイスランド初のミシュラン・シェフとの対決に挑む。食材は、アイスランドの伝統漁で捕まえた極上のアトランティックサーモンや、水中スクーターを駆使して獲ったホタテ、山に放牧されているヒツジの肉など。ほかにもゴードンは、火山の地熱を利用したパン作りや、強烈な臭いを放つ発酵したサメ肉の試食にも挑戦する。氷河と火山に覆われたアイスランドで、ゴードンは見事勝利をつかめるか。
メキシコ南部のオアハカは知る人ぞ知る食の都でもある。中でも有名なのがナッツやスパイスをふんだんに使ったモーレと呼ばれる複雑で多様なソース。今回はオアハカの食文化とモーレの神髄を学び、メキシコ出身のシェフとモーレを使った料理で対決する。地元のワイルドな食材探しに奮闘し、カカオを使った伝統のモーレ作りやメスカル酒の原料であるアガベの収穫も体験。ミシュランの星付きシェフが異文化と未知の冒険に体当たりで挑む。