ペルーの高地を訪れたゴードンは、虫やモルモットの料理に圧倒される。また、崖に生えるサボテンや、地上10メートルもの高さに実るマンゴーを、危険を冒して採取。強い太陽の光を浴びたマンゴーは格別に甘い。そして、湖では廃品を利用したボートに乗って釣りを体験し、畑では変わった種類のジャガイモに目を見張る。最後は、よそでは決して食べられないアルパカを使った料理をつくり、地元の人々に評価してもらう。
ゴードンはニュージーランドに向かいマオリの伝統料理を体験する。南部に位置するスチュワート島でニュージーランド出身のシェフ、モニークと合流したゴードンは現地の人々を招きパーティーを開くことに。そのためにはまず、狩猟採集で暮らしてきたマオリの歴史に則り、森や海、川でマオリの伝統的な食材を調達しなければならない。ウナギ捕りや野生のヤギの狩猟などに挑戦するゴードン。果たしてパーティーは成功するのか。
ゴードン・ラムゼイがアフリカ北部のモロッコで豊かな食文化に出会う。折しも週末は地元ベルベル人の新年。モロッコの料理人ナジャ・カナチェと正月料理で対決することになる。旧市街の食料品市場を探検したあと、キノコ、オリーブ、ラクダ肉など、地元食材の産地を訪問。ベルベル人の生活や公衆浴場などの文化にも触れたゴードンは、その経験と現地の食材を生かして人々に料理を振る舞う。果たして現地の人々の評価はいかに?
ゴードン・ラムゼイは、ハワイのマウイ島の東端に位置するハナ・コーストを訪れ、フリフリチキンに舌鼓を打ち、珍しい果物ビリンビの酸っぱさに驚く。そして、モリを使った魚捕りや、弓矢を使った狩りにも挑戦。また、タロイモを使ってポイと呼ばれる料理を作り、4代続くバナナブレッドの店で、絶品のバナナブレッドの焼き方を教わる。最後は現地のシェフ、シェルドン・シメオンと共に、地元の人々に料理をふるまう。
ゴードン・ラムゼイはメコン川の恵みを受けるラオスを訪れる。まず激流が迫る岩場で投網漁に挑戦。次に水田で、地元の人々のタンパク源であるタガメやカエルを捕ったり、森に入ってアリの卵を食べたり、米から作る蒸留酒を味わったりする。さらに市場にも出向き、現地ならではの食材や食文化について学んだゴードンは、その経験を活かし、現地のシェフ、ジョイと共に、僧侶たちに料理を振る舞う。果たして僧侶の評価は?
真冬のアラスカ南東部を訪れ、荒々しい自然と山海の幸に出会う。そこに住む人々は厳しい気候風土に順応し、魚介類や鳥獣や山菜など、自然の恵みを有効に使って暮らしている。ゴードンは先住民の長老からアザラシ肉の処理方法を学び、名物のサケ漁やライチョウ狩りも体験。飲み物に入れる氷河の氷も採りに行く。最後に地元の天然食材を使った料理を漁師たちに振る舞うが、素材を知り尽くした彼らをうならせることはできるだろうか。