ゴードンはオーストラリア南端の島、タスマニアを訪れ、大自然の恵みに出会う。アボリジニーの歓迎の儀式を受けたあと、現地の食材について学ぶ旅に出たゴードンは、サメのいる海に潜ってロブスターを獲ったり、毒ヘビを恐れながら自生の植物を採取したりする。さらにマス釣りやハチミツの採取も体験。最後は、野生のワラビー肉を初めとする現地ならではの食材を使って地元のシェフ、アナリーズ・グレゴリーと料理対決をする。
今回の舞台は南アフリカのクワズール・ナタール州。野生動物が出没するキッチンで、かつて戦闘部族として名をはせたズールー族の首長に伝統的なバーベキューを振る舞う。ズールー料理の基本はシンプルな味付けだが、インドの影響が色濃いこの場所では、香辛料のパンチも欠かせない。最低限の調味料と適量のスパイスで、首長をうならせるバーベキューを作ることができるか? 食の戦士ゴードンがズールー料理の真髄に迫る。
今回の舞台はアメリカ南部のルイジアナ州。ゴードンは地元シェフから名物「ガンボ」を始め、スパイシーな郷土料理ケイジャン料理の極意を学ぶ。さらに彼は食材を求め、メキシコ湾の島々や沿岸の大湿地帯へ。自然の中で目にしたのは、ヌートリアやウシガエル、ザリガニといった驚きの食材だった。そして、最後はハリケーン被災者の支援グループを料理でおもてなし。果たしてゴードンの南部料理は地元住民のお墨付きをもらえるのか。
インドネシアのスマトラ島を訪れたゴードンはインドネシア料理界の巨匠、ウィリアム・ウォンソと西スマトラ州の郷土料理「ルンダン」で勝負することになる。勝つには1週間で現地の食材や料理について学び、ルンダンの作り方をマスターしなければならない。良質の牛肉や魚を手に入れるため、体を張って伝統の牛レースなどに挑戦するゴードン。最後はウィリアムとそれぞれ独自のルンダンを作り、州知事に評価してもらう。
今回の舞台はガイアナ共和国。ジャングルで先住民ガイドの助けを借りながら、伝統的な手法を用いて食材をハントする。狙うはジャングルの危険生物。凶暴なピラニアを釣ったり、タランチュラを捕まえたり、ワニのナイトハントに出かけたり。さらにはアロワナを仕留めるため、手製の武器まで作り上げる。ゴードンは、捕まえた獲物で作ったガイアナの伝統料理で、先住民のゲストたちをうならせることができるのか?
今回の舞台は南インド。ゴードンは地元の有名女性シェフから食材の組み合わせ方やスパイスの極意を学ぶ。さらに、この地方ならではの魚やフルーツ、そして昆虫などの珍しい食材をとりに。こうして入手した素材を使い、名物である豚肉の「パンディカレー」やチャツネ作りに挑戦し、地元で食品を生産する女性たちのグループに振る舞う。果たしてゴードンの南インド料理は、味にうるさい彼女たちからどんな評価を受けるのか。
ゴードンはノルウェーを旅し、バイキング時代から伝わる食文化を学ぶ。訪れた時期はクリスマス・シーズン。地元のシェフとクリスマス料理で対決することになったゴードンは、おいしいホタテを捕るため、凍てつく海に潜る。さらにトナカイの肉を得るため、群れの駆り集めに挑戦。強烈な匂いのする魚の塩漬けや羊の頭を使った料理など、珍しい伝統料理にも触れる。ゴードンは学んだことを発揮し、料理対決に勝つことができるのか。