アフリカの平原、アメリカの高地、砂漠の荒野でアニマル・ファイト・クラブが弱肉強食の自然界を暴き出す。百獣の王ライオン同士の一騎打ち、ハイイログマに襲いかかるハイイロオオカミたちの群れ。カバたちは水場をめぐって激しくぶつかりあい、世界最大級のサル、チャクマヒヒは非情な殺害を企てる。欲望、嫉妬、わき立つ怒りが死を呼ぶ出会いを燃え上がらせ、大自然に生きる動物たちの残虐な戦いが繰り広げられる。
アフリカの草原には、チーターやライオンなど、自然界最強の捕食者たちが住んでいる。だが獲物となる動物もツワモノ揃いだ。生死を賭けた戦いでは、決して捕食者が勝つとは限らない。チーターの母親はグラントガゼルに飛びかかり、立派な角で反撃される。子供たちを巻き込んだ狩りの成否に一家の命運が懸かる。3頭の若いライオンは、軽率にも泥にはまったサイを襲う。棚ボタとなるか、致命的な過ちとなるか、対決の行方はいかに?
ハブ対マングースならぬライオン対マングースの戦いが勃発!体重差40倍の超無差別バトルだ。しかもマングース1匹に対するは4頭の若いライオン。どう考えても無謀な組み合わせだが、あまりにも意外な相手にライオンたちは戸惑うばかり。果たして大番狂わせは起こるのか? オーストラリアの荒野では、ヒトコブラクダのオス同士がメスを懸けて決闘する。若きオスがハーレムを従えるオスから大金星をあげるべく、頭脳戦を展開する。
自然界で繰り広げられる壮絶なバトルはスケールもさまざまだ。6トンの雄ゾウ同士が男性ホルモンに駆り立てられて衝突することもあれば、体長4センチのカエルが天敵を見下ろす葉の上でキックボクシングをすることもある。また、標的を待ち伏せて牙を突き立てるヒョウから、獲物の寝首をかいて絞め殺すニシキヘビ、斜面の高低差を利用してライバルを攻めるアイベックスまで、アニマル・ファイト・クラブには禁じ手などない。
ジャガーが自らをおとりの餌にして川岸におびき寄せたのは、カイマンワニだ。そのまま岸辺での戦闘に持ち込むかと思いきや、無謀にも相手の土俵である川に飛び込んでいく。この異色の水中バトルでジャガーに勝ち目はあるのだろうか? 一方、ヒョウのオスとメスが決闘を始めたのは、アフリカのサバンナに立つ樹木の上。リングは幅たった数センチの枝だ。一歩間違えば即転落という状況で、2頭は息もつかせぬ巧みな攻防戦を展開する。
激しい戦いが繰り広げられるアニマル・ファイト・クラブ。生きるために死力を尽くして戦う時、動物たちに何が起きるのか?今回のエピソードでは動物王国の熾烈な闘いに新たな光を当てる。ライオンに襲われ絶体絶命のピンチから生還するシマウマ、ライオンたちの餌食になったと思いきやメスライオンの思わぬ争いによって九死に一生を得る水牛、エサを共有するクマとライオンなど動物たちにさえ思いもよらない出来事が展開していく。