世界で最も混雑する国際空港で、フィルは空港を閉鎖に追い込むような緊急事態に直面する。メルは泥酔した新婚カップルに手を焼く。ハッサンはコカインが詰まったカプセルを大量に飲み込んだ運び屋を捕まえた。空港の別のエリアでは10億ドルをかけた新コンコースの拡張工事が山場にさしかかる。技術者たちはボーイング777-200の離陸準備に追われる。
世界の航空ネットワークの中枢、6大陸から270都市を結ぶドバイ国際空港では、さまざまな出来事が起こる。9万人のスタッフは予期せぬ事態にも対応できるよう訓練された精鋭ぞろいだ。今回、メルはパキスタンで遅延に憤る71人の乗客に対応。カールはドイツで積み方が悪い爆発物の処理に悪戦苦闘。マイルズは危機にある数十億ドルのプロジェクトに汗をかく。そしてフィルは空港の運営に大革命をもたらし得る新システムを試す。
クリスマス直前の休日は忙しい。ライン整備士は早急にエンジントラブルを解決しないと、フライトの遅れが空港全体に及んでしまう。着陸便では機内で盗難事件が起き、税関では100万ドル相当のダイヤモンドを体内に隠して密輸しようとしていた乗客が発見される。一方、新たなコンコースのオープンに向けて、9トンのエスカレーター2台が設置されようとしていた。しかし、まずはエスカレーターを狭いドアに通さなければならない。
旅客からの緊急通報に、メルは最悪の展開も予想される事態に直面する。ナイゼルは積み込み作業中の貨物機を離陸させるかどうかの決断を迫られる。見習い消防士のアブドゥラフマーンは燃料火災の消火に狩り出される。整備士のニザルマンは改修されたエンジンを極限までテストする。
大勢の乗客を乗せたドバイ行きの旅客機で急病人が発生。ジョージは最寄りの空港に緊急着陸させようと試みるも悪天候に阻まれる。マイルズは新設中のコンコースDで雨漏りの対処に追われ、研修生のアブドゥラフマーンとヤレドは空港消防士になるためには合格しなくてはならない捜索救難試験に挑む。ジョーは中国人の団体客を無事に機内に送り届けるべく出発直前まで駆け回り、リーは雷によって受けた機体の損傷を急いで修理する。
リーとアンドリューはボーイング777型機の整備中にボルトをエンジン内に落としピンチに直面。ジョーは超過手荷物料金を支払えず途方に暮れる中国人家族の対応に当たる。アレフは貨物に紛れ込んだテニスボールにドラッグが隠されていると睨み調査。マイルズは不安を抱えたままコンコースDの搭乗ゲートで行われる運用試験に臨み、アブドゥラフマーンとヤレドは消防士の正式採用を目指し、貨物室の火災を扱う最終試験に挑む。
メルは接続便に遅れ立腹した家族に対応する。リーとアンドリューはGE90型エンジンの点火プラグを交換し試験する。マイルズはコンコースDのアトリウムを模擬火災の煙で充満させる大規模検査に立ち会う。リーは続けて777のトイレ詰まりの解消に奮闘。一方ジェマが直面するのは遅れて到着した777の超短時間ターンアラウンド。バレンタインデー用の生花20トンを含む満載の貨物と手荷物を降ろすのにたった60分しかない。
ターミナル3にエボラ出血熱への感染が疑われる病人が出たため、メルは医師の診断結果が出るまで病人と旅客の接触を避けようとする。その頃リーはボーイング777-300の機内で、自分の鼻を頼りに異様な臭いの元を探していた。一方マイルズはコンコースDの運用準備に忙殺され、税関は偽造ブレーカースイッチの調査を進めていた。そしてイアンは時間に追われながら、デカールと呼ばれる巨大なシールをエアバスA380の機体に貼っていく。
リーは300トンものボーイング777を機械で持ち上げ、オイル漏れの原因を探る。一方マイルズは何よりも重要なコンコースDの運用テストを実施しようとするが、直前に見つかった不具合を直すため時間に追われる。カールはネパールの災害で家を失った人々へ、95トンの緊急援助物資を最優先で送る手配をする。その頃ハッサンは、偽造パスポートを所持してドバイへ入国しようとした男を捕まえようとしていた。
世界で最も忙しいハブ空港の税関職員ハッサンは、違法な薬を詰めたボトルを2000本も隠し持っていた者を捕まえる。貨物取扱担当のニゼルはロンドンのヒースロー空港へ送る2000万ドルの現金を積む準備に大わらわだ。そしてプロジェクト実施マネージャーのマイルズは、コンコースDの建設プロジェクトの成否を左右する最終査察を受ける。視察をするのはドバイ国際空港の会長、シェイク・アハメッド・アル・マクトゥーム殿下だ。
