ミュージシャン・ジミー・バウアーは、キャリア立て直しのため、ドラッグの運び屋の仕事を引き受けることに。ヘロインの小袋を飲み込んで胃の中に隠し空港から出発を試みるが、係員に引き止められ、ドラッグ密輸の罪で逮捕されてしまう。ジミーは絶望感の中で日々を過ごしていたが、刑務所内でのショーで自らの楽曲を披露し、音楽の喜びを実感する。刑期を終え釈放された彼は今、再び音楽の道で生きていこうと懸命に活動している。
シングルマザーのメラニーはエクアドルへのドラッグ密輸に参加するも、現地の仲間に騙されてしまう。警察に捕まった彼女は情報提供者として放免されることを約束し、そのおかげでギャングメンバーは逮捕されるも、結局メラニーも収監されてしまう。そして4年の実刑を言い渡され、劣悪な男女混合の刑務所に移される。そこである男と恋に落ち、さらに釈放が決まる前にも関わらず妊娠していることが分かる。
ゲラン・ジョーンズはミズーリの貧しい生まれのため、セレブとなり成功するという夢を追いロサンゼルスへ。そこでミスター・ファンタジーと呼ばれるストリッパーとして働いていた。やがてビヨンセのミュージックビデオに出演するほどのモデルにのし上がる。しかし、金・生活・地位のすべてを手にしたように思えたが、すぐに彼はヨーロッパのドラッグ密輸組織に引きずり込まれ、すべてを失う。
ジェシ・モスケルは、生まれながらの反逆児。ニューヨークのキリスト教系新興宗教の家庭で育った彼は、酒に溺れドラッグを常用するなど、常軌を逸した暮らしをしていた。やがて、自分を失い精神的に追い詰められたことで韓国への移住を決意。ソウルでMDMAの売人と出会ったジェシは、自らドラッグを密輸するようになり、ついに密売の元締め的存在に。東南アジアにおいて最重要指名手配者の一人となってしまう。
覚せい剤密売の疑いで逮捕されたチャールズ・ファルコ。持ちかけられた司法取引に応じ、刑務所に入る代わりに警察の秘密情報員として働くことに。アメリカで最も恐ろしいといわれるバイカーギャング集団「ヴァーゴス」への潜入捜査を命じられたチャールズが、恐怖の体験について初めてカメラの前で語る。いつどこで殺されるかも分からない、追いつ追われつの壮絶な世界に足を踏み入れたチャールズの運命は…?
武器ディーラーであるピーター・ブリーチのもとに、テロ組織から大量の武器の注文が入る。テロリストによる大量殺りくを阻止するため、ピーターはイギリス政府の秘密捜査員として作戦に参加。しかし、ミッションを遂行するべく向かった先のインドで、あろうことか身柄を拘束され刑務所に収監されてしまう。改ざんされた証拠文書に理不尽な有罪判決。一連の不可解な出来事の裏には、想像を絶する陰謀が潜んでいた。
カナダのプロアイスホッケー選手ライアン・フィリップスは、スター選手として上り詰める傍ら、金欲しさから、アメリカへマリファナを密輸する運び屋の仕事をしていた。一度は足を洗うも、恋人の妊娠を機に金が必要になり再び悪の道へ。やがて密輸の現行犯として逮捕されるが、釈放後は刑務所で築いた人脈を活用しマリファナビジネスを拡大。マフィア相手に危険な取引を行う彼の身に、ある日大きな危険が降りかかる。
シングルマザーのヘザー・エブリングは、ある時同僚のダニーに誘われ、コロンビアで休暇を過ごすことに。しかし実際に行ってみると、思い描いていたような旅とは全く違っていた。旅の最終日、陰鬱な気持ちで空港へ行くと、あろうことかダニーの荷物からドラッグが。そして何も知らない無実のヘザーも、逮捕され刑務所に収監されてしまった。過酷な環境の中、ヘザーは心身を衰弱させながらも、何とか生き抜く術を考える。
フロリダ州オーランドの郊外でストリッパーとして働く傍ら、ドラッグの密売をしていたティナ・マイヤーズ。大金欲しさにペルーからコカインを密輸する仕事を引き受けたことで、自らの命を危険にさらすハメに。ペルーの闇社会に足を踏み入れ、残酷な刑務所に入れられたティナ。脱獄を試みるも一筋縄にはいかず、再び刑務所に連れ戻されてしまう。過酷な経験を通して、ティナは慈悲の心を学び、真っ当に生きて行くことを決意する。
マイアミのギャングの一員トニー・ガレオタは、地元で超人気のストリップクラブを経営していた。所変わりパナマシティで新たにクラブをオープンすると、またしても店は大繁盛。ところが、トニーに客を奪われた同業者からやっかみを受け、挙句の果てにはドラッグ密輸と人身売買の濡れ衣を着せられ、逮捕されてしまう。劣悪でおぞましいパナマの刑務所に入れられたトニーは、無実を掲げ、命がけで家族の待つアメリカへの逃亡を計る。