ナショナル ジオグラフィック

窮地のヒトラー:進撃の連合軍 2

原題: Hitler's Last Stand 2
窮地のヒトラー:進撃の連合軍 2の写真

番組内容

1944年6月6日のD-Dayから数週間が経過。その間、ノルマンディーの海岸から上陸した連合軍は、ヨーロッパ各地へと進撃を続けていた。対するドイツ軍も激しい抵抗を示し、連合軍が駒を進める先は、どこも炎に包まれた戦場と化す。ヨーロッパを解放するためには、各地の海軍基地、城塞、要塞都市などの軍事拠点を奪還し、ナチスを崩壊させるしかない。まさに命懸けの戦いを繰り広げる連合軍。その激戦の数々を紹介する。

■60分×6話

エピソード

「 サン・マロの港を奪還せよ (原題: Lost Battalion) 」

サン・マロの港を奪還せよ (原題: Lost Battalion)の写真

D-Dayから2ヶ月が経過し、連合軍の物資不足が深刻化。連合軍は供給路を確保すべく、三方を海に囲まれた要塞の町であるサン・マロの奪還に躍起になっていた。サン・マロに進軍する米軍第83歩兵師団を援護するため、第121歩兵連隊はランス川の対岸にあるディナールへ向かう。だが、第3大隊が独軍に包囲され、孤立する。第83歩兵師団のメーコン将軍はサン・マロ奪還だけでなく、第3大隊の救出も成功させなければならなかった。

「 アントワープを制圧せよ (原題: Nazis Strike Back) 」

アントワープを制圧せよ (原題: Nazis Strike Back)の写真

1944年10月。連合軍は9月に独軍が占領したアントワープ港を無傷のまま奪還したが、スヘルデ川の河口には、まだナチスが居座っている。港を使うためには、ワルヘレン島を攻略して、河口を制圧しなければならない。カナダ軍カルガリー・ハイランダー連隊は英国軍の上陸作戦に先んじて、島の反対側に進撃。独軍の注意を引き、英国軍を援護するという作戦に出る。彼らは独軍の激しい抵抗に遭いながら、島へと続く陸路を進んでいく。

「 マーケット・ガーデン作戦を強行せよ (原題: Deadly Defiance) 」

マーケット・ガーデン作戦を強行せよ (原題: Deadly Defiance)の写真

1944年9月。D-Dayから3ヶ月。連合軍はフランスを抜けて進撃し、ドイツ国境に迫った。英国軍のモントゴメリー将軍は、ベルリンに一番乗りを果たし、連合軍の司令部を掌握しようと思案する。そして、史上最大の空挺作戦である、マーケット・ガーデン作戦を強行する。空挺部隊がナチスの防衛線内に降下し、アルンヘム橋の制圧を目指す作戦だ。しかし、独軍の猛反撃に遭い、橋の奪還に失敗。退路には独軍との壮絶な戦いが待っていた。

「 バルジの戦い 進撃せよ (原題: Nazi Kill Zone) 」

バルジの戦い 進撃せよ (原題: Nazi Kill Zone)の写真

1944年12月。アントワープ港の奪還を目論んだヒトラーは、アルデンヌの森に大がかりな奇襲攻撃を仕掛ける。"ラインの守り"作戦と称した、アントワープへ戦車を進めるために、主要道路が交差するバストーニュを制圧する作戦だ。対する連合軍はナチスの奇襲を疑ってもおらず、前線の防御は完全に手薄になっていた。後方からの援軍も望めず、危機に瀕しながらも必死に抵抗を続ける連合軍。こうして、バルジの戦いが幕を開けた。

「 コルマールを制圧せよ (原題: Island of Fire) 」

コルマールを制圧せよ (原題: Island of Fire)の写真

1945年1月。フランスの解放を進める連合軍は、国内で唯一、独軍が残るコルマールの制圧に向かう。米軍第7歩兵師団はホウッセンの町に攻め入るべく、その手前にあるブルンワルドの森を占拠した。だが後軍の到着を待つ彼らに独軍第2山岳師団が襲いかかる。その時、1人の兵士が、前線の先で敵の布陣を探ると申し出た。生きて戻れる保証がないにも関わらず、彼は通信機を背負い、バンカーを飛び出す。命懸けの任務は功を奏するのか。

「 ライン川を死守せよ (原題: Defend the Rhine) 」

ライン川を死守せよ (原題: Defend the Rhine)の写真

1945年3月。連合軍はドイツ侵攻の最後の障壁となるライン川を制圧すべく、数百万人をライン川西岸に動員。空挺部隊の降下や新たな橋の建設などの大がかりな作戦を練る。ライン川に架かる橋は、独軍が次々と爆破していたのだ。だが、西岸の町レマゲンで、米軍第27機甲歩兵大隊が無傷のままの橋を発見する。彼らはベルリン侵攻への足がかりとなる橋を確保できるだろうか。そして、ライン川を最初に越える英雄になれるだろうか。

この番組をシェアする

視聴方法

WATCH NAT GEO

地球の今 わたしたちの未来
知り、驚き、感動する世界最高峰のドキュメンタリーをもっと身近に