来るべきこの世の終わりを恐れ、その備えをする3人。彼らはそれぞれどのような生活をし、どのような犠牲を払っているのだろうか。彼らの目的は人類最後の日に生き残ることだけではない。大量の食糧や水、武器などさまざまな物を備蓄し、その大災害の後も生活を維持し続けることなのだ。果たして彼らの備えは十分なのだろうか?
第2エピソードでは“プレッパーズ”コミュニティの中でもタイプの異なる3人のアメリカ人を紹介する。自称“美食家”のケリーン・ビショップは豪華な非常食を用意、デヴィッド・サーティはアルマゲドン後のアメリカで情報伝達の中心となるべく準備をしている。またキャシー・ハリソンはニューイングランドのリベラル派でも非常事態の備えに真剣に取り組んでいることを明かす。
この世の終わりに備えている人々にとって、ロックバンドR.E.Mの曲“世界の終わる日”は大いに共感できる曲だろう。アリゾナ州フェニックスに住むティム・ラルストンはアメリカが電子パルス攻撃を受ける日に備えている。彼は生き残るために輸送用コンテナを改造し、息子たちに武器で防衛する方法を伝授している。ジェイソン・チャールズはニューヨークの消防士。イエローストーン国立公園の超巨大火山の噴火に備え、都心の自宅マンションに非常食や水を備蓄している。パット・ブラブルはアメリカ南部に住むキリスト教信者だ。一風変わった紳士でもある。彼はアメリカがハイパーインフレ寸前だと言い、今にも全国で市民暴動が勃発するのではないかと懸念している。その不穏に備えるため、パットは農場の一角に秘密の部屋を用意し、銃や弾、そして物々交換のための酒類さえも用意している。
世界の終末への備えは万全か?この男たちはそうありたいと願っている。マイク・メスターが恐れているのは、もうすぐ経済が破たんし、自分の住むアトランタ郊外の閑静な町で暴動が起こるのではないかということだ。その事態に備え、マイクは家族も巻き込んで、食料や燃料、そして武器を備蓄している。さらには、飼い犬である2頭のジャーマンシェパードを訓練し、いざという時に番犬として使えるようにした。コロラド州のコンピューター・プログラマーであるプレストン・ホワイトは、事故で損傷した福島第一発電所には隠蔽された事実があると思っている。だから、1万1000種類の作物の種を収集し、放射能による大惨事が起きた後でも食料を確保できるようにした。終末の日が来た時に備え、ライリー・クーパーは貯金をつぎ込んで緊急避難用のシェルターを買った。彼はこのシェルターが、磁極の反転がもたらす災厄から家族を守ってくれると信じている。
本シリーズのエピソード5では、世界の終末に備えるために多大な犠牲を払っている3人のアメリカ人を紹介する。元警察官のマーティン・コルビルはどこにいても準備万端だ。自分の大型トラックの運転席に非常用の物資を完備してある。ユタ州のドナ・ナッシュは、自分の愛する子や孫が、世界的に流行する致死性の病にかかった時、その人物を隔離できるように準備している。ケビン・オブライエンは家族全員で故郷を離れることにした。彼は、磁極の反転が原因で、いずれフロリダが海に沈むと信じている。
今回登場する4人のアメリカ人は、世界の終末に備えるためなら労を惜しまない。不動産開発業者のラリー・ホールは、旧ミサイル格納庫に、避難用の豪華マンションを建設するつもりだ。コロラド州のライリー・クックは、家族を訓練し、標高の高い所にあるシェルターでの生活に慣れさせようとしている。マイケル・パトリック・ダグラスは、子供たちに原始的なサバイバル術を仕込んでいるところだ。ベッキー・ブラウンは、ソルトレークシティーが政府に占拠された時に備えて、プロから狙撃のレッスンを受けている。
シリーズ第7話には世界規模の大惨事に備えて懸命に準備をする3人が登場する。カリフォルニア州在住のダグ・ハフマンは次の大恐慌のときには地下に引きこもる予定だ。ヒッピー精神を受け継ぐエド・ピーデンは、地下にある広さ1672平方メートルの核ミサイル施設に住んでいる。一方、もとは明るい性格のダイアン・ロジャーズは繰り返し見る夢におびえている。それは恐ろしい未来を教えてくれる予知夢だという。
シリーズ第8話ではごく普通の3人のアメリカ人の自宅を訪問する。彼らは世界最後の日に向けた準備に余念がない人たちなのだ。精神科医のブラッドフォード・フランクはパンデミックの発生に備えて医薬品を備蓄し、家族思いのジェレミーは石油危機を予想してトラックを代替燃料で走るよう改造し、ブルース・ビーチは核戦争を生き抜くためにスクールバスで核シェルターを造っている。彼らのユニークなライフスタイルを紹介する。
シリーズ第9話に登場するのは、これまでの生活を一変させる大惨事が迫っていると信じている3人のプレッパーたち。彼らが恐れているのは放射能をまき散らす核攻撃、太陽フレアによる壊滅的な被害、そして、核兵器による大虐殺、と様々だ。しかし、共通しているのは自分自身を守るためにあらゆる手立てを講じているという点だ。彼らがどんな準備をしているのかを紹介する。
シリーズ第10話では、不透明な未来に備える3人の個性的なアメリカ人の生活を追う。バリーは子供たちのために車庫に地下シェルターを造った。スティーブン・ペースは高層大気圏での核爆発によって送電網が破壊されると考えている。そして、ローラ・クンジーが恐れているのは新型鳥インフルエンザが世界的に大流行することだ。そんな彼らがどんな準備をしているのかを詳しく紹介する。
今回登場するのは、中国の台頭によるアメリカ経済の崩壊を懸念するウェイン氏、来るべき経済危機に備えて自宅の庭に埋める輸送用コンテナを物色中のジョンとクリスティン・セラーズ、さらに、予想どおり最悪の事態が来たら家族とともに地下に逃げる決心をしているジェイソン・デイ。食糧や日用品の備蓄など、社会の混乱から家族を守るための彼らの自衛策を詳しく紹介していく。
世の中を激変させる非常事態への対処方法は様々だが、中には驚くべき方法でそうした危機に備える人たちがいる。テキサス州在住のカップルは20年分の食糧を備蓄しており、ある男性は14階建ての深さの地下シェルターを建設中だ。全国各地に住む究極のプレッパーたちを紹介する。