ハリウッド豪華製作メンバーが集結
アカデミー賞&エミー賞受賞の監督 ロン・ハワード(『アポロ13』、『ビューティフル・マインド』)と映画プロデューサー ブライアン・グレイザー(『ビューティフル・マインド』、『24』)が製作総指揮を務め、ロン・ハワードが信頼を置く、洞察力に優れたメキシコ人映画製作者エベラルド・ゴウト(『クライム・シティ』)がドラマ部分の監督を務める。
公的機関と民間企業双方の多数の専門家による協力の下、舞台設定、美術、脚本、演技指導を始め細部にわたるまでリアリティを追及することを重視。ただのSFではなく、未来を描くストーリーの中で現代科学が果たす役割をしっかりと捉えるよう努めており、ジョージア工科大学のロバート・ブラウン博士が、ドラマの筋書におけるすべての科学的な面について専門的助言を行い、数々の賞を受賞したジャーナリスト、スティーブン・ペトラネックや大ベストセラー小説『火星の人』(映画『オデッセイ』原作)著者アンディ・ウィアーが番組全体のブレーンとして活躍する。また元NASAの宇宙飛行士で黒人初の宇宙飛行士として知られるメイ・ジェミソン博士も、キャストたちに演技指導を行うアドバイザーとして参加。現代宇宙科学の第一人者たちが大勢、本作品の制作に関わっており、ドキュメンタリー専門チャンネルであるナショジオならではのクオリティが実現している。
製作総指揮 ロン・ハワードのコメント
ブライアンと僕はラディカル・メディアの友人たちと、火星探査についてのドキュメンタリーでありながら、ドラマと映画の手法を取り入れるというこの大胆なアイディアを温めていました。豊富な経験値に支えられた真に迫る映画制作の手法で作る番組を、視聴者にお届けできることでしょう。ナショジオの求めるレベルは高く、我々はそれに応えることに非常にワクワクしていますし光栄に思っています。
映画顔負けの圧倒的映像
映画『ゼロ・グラビティ』でアカデミー視覚効果賞受賞に貢献したフレームストア社が、作品のビジュアルを仕上げる最終工程を担当。宇宙船ダイダロスや、作中に描かれる人類初の火星開拓地 オリンパス・タウンのデザインはNASAとスペースXの助言を得て、細部のディテールまでこだわり抜いている。また、衣装は現在宇宙服に使われている生地について徹底的にリサーチを行い、より軽く、強く、動きやすく、そして未来の宇宙飛行士を守る耐放射線性に優れた 生地について研究。作中に出てくるものの細部から火星のビジュアルまで全てが美しく洗練されており、現代科学の根拠に基づき制作されている。
ドラマとドキュメンタリーが融合したような新たな表現手法
このユニークな制作手法を用いた本作品の舞台は2033年。私たちは、初の火星探査の有人ミッションに挑む。ドラマの脚本と映画仕様の視覚効果により、未来の世界がいきいきと描かれ、ドキュメンタリーの写実性と、現在の科学者や宇宙工学の発展・研究をリードし2033年のミッションを可能にするであろう革新者たちへのインタビューを通して、現代の火星探査への取り組みが語られる。2033年という近未来物語と、実際に起こっている現代の宇宙開発の現場に迫ったドキュメンタリーがうまく融合した構成になっており、革命的で斬新な、新たな映像表現を実現した。
現代ドキュメンタリー部分の一例として、我々はイーロン・マスク(テスラモーターズ、スペースXの創業者)への独占取材を許され、2016年4月、アメリカ東海岸に浮かべたドローン船に再利用可能なロケット・ファルコン9を着陸させることに成功する様子を収めた。
「人類の未来には、基本的に2つに1つの道しかありません。複数の惑星に住む種となり宇宙開発をする文明人となるか、または1つの惑星に留まり最終的に絶滅するのを待つのかです。私にとって将来に対しワクワクし元気づけられるのは前者です。」と作品の中でマスクは述べている。
現代科学第一人者のインタビューを通じてわかる、宇宙開発の今
本作ではドラマ部分の他に、いつか来るべく火星への処女飛行に向けて働く、現代のトップ科学者たちのインタビューが数多く収録されている。NASA長官のチャールズ・ボールデンや、ナショジオの番組でもお馴染みの科学者ニール・ドグラース・タイソン、『コスモス:時空と宇宙』のエグゼクティブ・プロデューサーのアン・ドルーヤンなど、現代の宇宙工学の発展・研究をリードし、ドラマで描かれている2033年のミッションを将来実現可能にするであろう革新者たちのインタビューを通して、現代の火星探査への取り組みが語られている。
豪華製作陣による長編映画のクオリティを誇るドラマと、現代における最高峰の知恵が火星移住の可能性を語るという、最高レベルのエンターテインメントの作品となっている。
本当に火星移住は必要なのか?
太陽系の惑星において、火星ほど我々の想像をかき立てるものはない。赤く輝く星は、神秘に包まれている。今日、宇宙開発を牽引する人々は、人類を火星に送る探査に没頭してきた。そしてその活動は、アンディ・ウィアーの大ベストセラー小説『火星の人』(映画『オデッセイ』原作)や、宇宙飛行士スコット・ケリーの宇宙からのツイートを通して我々に浸透してきた。
火星に到達するだけではなく開拓を目指す探査が必要か否かは、いまだ議論されている。問題は単に「可能なのか」ということだけではなく、「やるべきなのか」ということ。ニール・ドグラース・タイソンは、このように述べている。「人類が火星に人を送ることに対し疑問を投げかけます。種の保存のために他の惑星を開拓するよりも、地球に対する脅威への問題を解決する方が、労力的にも金銭的にも負荷が少ないと考えているのです。私は、これまで訪れたことのない場所を訪れるという点では惑星に行くべきだと思います。しかし私たちは地球上で生き続けるために、地球上で進化したのです。」
人類がいつか火星に行くという点では多くの意見が一致しているが、その時期については、まだ議論の余地が残っているのだ。
吹替版キャスト
ハナ・スン
韓国系アメリカ人。パイロット及びシステム・エンジニア。両親の任務の関係で、幼少期を各地の米軍基地を転々としながら過ごす。その経験により、定住への憧れを募らせるとともに、行く先々の環境に容易に適応する能力を身に着けた。ハナと双子の姉ジュンは子供の頃から宇宙へ行くことを夢見ており、ハナが火星へのミッションで船長に次ぐ地位に就いたのも、ひとえに彼女が職務に専心した結果である。
吹替声優
朴 璐美
【声優代表作】
「∀ガンダム」(ロラン・セアック役)
「鋼の錬金術師」(エドワード・エルリック役)
「NARUTO」(テマリ役)
「BLEACH」(日番谷冬獅郎役)
「NANA」(大崎ナナ役)
「進撃の巨人」(ハンジ・ゾエ役)
ほか
ベン・ソーヤー
アメリカ人。コマンダー及びシステム・エンジニア。カリスマ性のあるリーダーかつベテランの宇宙飛行士で、NASAや民間宇宙企業のプロジェクトにおいて、様々な職務で宇宙飛行をした経験を持つ。MIT卒の非常に熱心な性分で、火星ミッションは彼のキャリアの集大成であり、その任務に全神経を集中させている。
吹替声優
杉田 智和
【声優代表作】
「銀魂」(坂田銀時役)
「涼宮ハルヒの憂鬱」(キョン役)
「ジョジョの奇妙な冒険」(ジョセフ・ジョースター役)
「ONE PIECE」(シャーロット・カタクリ 役)
「鬼滅の刃」(悲鳴嶼行冥役)
ほか
ハビエル・デルガド
スペイン人。水文学者及び地球化学者。火星への植民において最も基本的かつ重要な資源である水の発現と管理を担当。大のゴルフ好きであり、生まれつき社交的な性格で精神的な強さを持ち合せながらも、地球を離れて火星へ行くことについては他の乗組員よりも苦痛に感じている。
吹替声優
中村 悠一
【声優代表作】
「CLANNAD -クラナド-」(岡崎朋也役)
「マクロスF (フロンティア)」(早乙女アルト役)
「おそ松さん」(松野カラ松役)
「マギ」(練紅炎役)
ほか
アメリー・デュラン
フランス人。医師及び生化学者。医学訓練を受けていることに加え、恐らく乗組員の中で最も人の気持ちが理解でき、社交性のある人物である。その特性は、乗組員たちが耐えねばならない精神的ストレスの多い環境において非常に有益なものとなる。
吹替声優
井上 麻里奈
【声優代表作】
「境界のRINNE」(真宮桜役)
「進撃の巨人」(アルミン・アルレルト役)
「みなみけ」シリーズ(南夏奈役)
「魔法科高校の劣等生」(渡辺摩利役)
「3月のライオン」(幸田香子役)
ほか
マルタ・カーメン
ロシア人。宇宙生物学者及び地質学者。2013年2月のチェリャビンスクの隕石落下を目撃。それがきっかけとなり、博士課程で火星の隕石の中に生命の痕跡を探る研究に没頭することとなった。現実を重視する性格であり、その性分が火星では非常に有益なものとなる。
吹替声優
坂本 真綾
【声優代表作】
「攻殻機動隊ARISE」(草薙素子役)
「黒執事」(シエル・ファントムハイヴ役)
「桜蘭高校ホスト部」(藤岡ハルヒ役)
「荒川アンダーザブリッジ」(ニノ役)
「アルスラーン戦記」(ファランギ-ス役)
「七つの大罪」(マーリン役)
ほか
ロバート・フーコー
ナイジェリア人。機械工学士及びロボット工学者。エリート官僚とフランス外交官の息子で、幼少期から並外れた知性を見せる。数々の一流機関で優秀な成績を収め、最終的にはスタンフォード大学でロボット工学の博士号を取得。火星ミッションに意欲的であり全力を注ぐが、時に熱意が度を超すこともある。
吹替声優
安元 洋貴
【声優代表作】
「弱虫ペダル」(金城真護役)
「BLEACH」(茶渡泰虎役)
「ソードアートオンライン」(エギル役)
「ぬらりひょんの孫」(青田坊役)
「DAYS」(猪原進役)
ほか
ジュン・スン
韓国系アメリカ人。カプセル・コミュニケーター。ハナの宇宙探査計画のプランナーであり、姉妹揃ってMMC内で同等レベルの要職に就いた。わずか数分の差で姉となったためか、妹のハナより用心深く責任感が強い傾向がある。また、行動的であり、その性質は現在の職務にも発揮されている。IMSFとの渉外係として成功し、2037年に同組織の事務総長に就任することとなる。
吹替声優
朴 璐美
【声優代表作】
「∀ガンダム」(ロラン・セアック役)
「鋼の錬金術師」(エドワード・エルリック役)
「NARUTO」(テマリ役)
「BLEACH」(日番谷冬獅郎役)
「NANA」(大崎ナナ役)
「進撃の巨人」(ハンジ・ゾエ役)
ほか
エド・グラン
フランス人。マーズ・ミッション・コーポレーション(MMC)CEO。MITで教育を受け、ビジネスに精通している。MMCとIMSFの創設に至った企画を発案したのがグランだった。カリスマ的な夢想家であると同時に徹底した現実主義者で、MMCの火星プログラムを成功させるためには、地球の人々にとってプロジェクトが経済的にも政治的にも意味のあるものであるべきだと自覚している。
吹替声優
池田 秀一
【声優代表作】
「機動戦士ガンダム」(シャア・アズナブル役)
「ONE PIECE」(シャンクス役)
「名探偵コナン」(赤井秀一役)
ほか
レスリー・リチャードソン
イギリス人。原子物理学者及びMMC第2フェーズチームリーダー。非常に意欲的かつ知的である。夫のポールとは多数の書籍を共同出版している有名な科学者夫婦で、火星プログラムに参加する前から地球でよく知られた存在だった。火星では、ハナ・スンが植民活動の次なるフェーズを開始するために火星入りし、細心の注意を払って行動するのとは対照的に、自信過剰とも言えるほどの態度を見せる。
吹替声優
勝生 真沙子
【声優代表作】
「機動戦士Zガンダム」(レコア・ロンド役)
「銀河英雄伝説」(ヒルデガルト・フォン・マリーンドルフ役)
「美少女戦士セーラームーン」(海王みちる/セーラーネプチューン役)
「NARUTO -ナルト-」(綱手役)
「北斗の拳2」(レイヤ役)
ほか
ドクター・ポール・リチャードソン
イギリス人。宇宙植物学者。地球上の多くの極限環境で研究をした経験を持ち、火星の温室という厳しい条件下でも育つ植物の交配種を開発した。
吹替声優
諏訪部 順一
【声優代表作】
「呪術廻戦」(両面宿儺役)
「怪物事変」(隠神鼓八千役)
「僕のヒーローアカデミア」(相澤消太役)
「テニスの王子様」(跡部景吾役)
「黒子のバスケ」(青峰大輝役)
「ユーリ!!! on ICE」(ヴィクトル・ニキフォロフ役)
ほか
MAE (メイ)
ダイダロス コンピューターボイス
吹替声優
佐藤 利奈
【声優代表作】
「美少女戦士セーラームーン Crystal」(火野レイ役)
「魔法先生ネギま!」(スプリングフィールド役)
「とある魔術の禁書目録」&「とある科学の超電磁砲」(御坂美琴役)
「みなみけ」シリーズ(南春香役)
ほか
©Ryoji Fukuoka