サベージ・キングダム:残酷の王国

原題:Savage Kingdom

番組内容

「王国」は寛容だ。「王国」は残酷だ。「王国」は無慈悲・無秩序だ。

アフリカの大地に広がる野生の王国。ここでは、日々数多くの命が生まれ、数多くの命が消えていく。ここで繰り広げられる命のやり取りに温情が入る余地はない。あるのは残酷で無慈悲な現実だ。このシリーズでは、アフリカに生きる様々な動物に密着する。ここには、天敵、飢餓、子供の喪失など幾多の困難に見舞われながらも、なお懸命に生きようとする動物たちの姿がある。

登場する4匹の動物を紹介!


「サベージ・キングダム:残酷の王国」予告


いわゆる「癒し」「可愛い」「愛くるしい」動物番組とこの番組は色が違う。同じくワイルドで放送の「ヨーロッパ紀行:大自然の誘い」に出てくる、雪ウサギやウミガメの美しく思わず手を伸ばしたくなる映像とは違い、当番組はいわば戦争映画に近い。
獲物を盗まれた。仲間が生きたまま食されている。群れを追い出された。己の力では覆すことの出来ない現実に対する苦い思いが、野生動物の張りつめた筋肉、真っ直ぐ先を見つめる瞳、際立つ毛から、画面を通してひしひしと伝わってくるのだ。無的のはずだと思っていたライオンが、小さい草食動物一匹すら捕まえられない姿。木の上に隠しておいた獲物の亡骸をライオンに横取りされるチーター。弱っている敵、そして獲物の雰囲気を嗅ぎ付けるのが得意なハイエナ達。血に貪欲な肉食動物達が見せる弱気な一面。しなやかに動く動物達の筋肉の裏側にある、皮肉にも芸術的に広がる枯れた大木に、涸渇する湖。「サベージ・キングダム:残酷の王国」の主人公は動物だけではない。土、空、そして空気までもが、この番組を命が叫ぶ作品へと押し出しているのだ。
見逃してはいけない。下がった気温の中白い息を吐く動物に哀愁が漂う姿。飢餓感に襲われ力を失った動物の目に「諦め」の字が浮かぶこと。自らの力で狩りをしていた動物達が、他の群れから獲物を横取り腹に入れるのが「新常識」となりつつある事実。生きる世界の秩序は違えど、人間が直面する現実と、怖いくらいに似通っている部分がそこには確かにある。

ナレーションを担当するのは
「ゲーム・オブ・スローンズ」に出演していた
チャールズ・ダンス
大学ではグラフィック・デザインを専攻していたが、卒業後は舞台の裏方として演劇・映画界に参戦。自然と俳優を目指すようになり、1970年には晴れて舞台デビューを果たす。ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーにて1980年まで第一線で活躍し、力をつける。1981年には「007/ユア・アイズ・オンリー」に出演し遂に映画デビュー。これを皮切りに「プレンティ」「グッドモーニング・バビロン!」など数々の名作に登場。しかし、彼の名俳優っぷりが滲み出るのはやはり、「ゴールデン・チャイルド」や「ラスト・アクション・ヒーロー」など、悪役ぶりを演じた時だろう。「サベージ・キングダム:残酷の王国」では命の限り生き抜く野生動物達の残酷なまでにリアルな現実をバックグラウンドに、詩的なナレーションを深く熟した男の声で読み上げている。

■字幕
■全6話

ココが見どころ

「サベージ・キングダム:残酷の王国」登場動物を紹介!

“新たな女王” マツミ
湿原に住むライオンの群れの女王マツミ。彼女は自らの王朝を守ることができるのか?サベージ・キングダムの運命を担うのは彼女だ。




“幻の暗殺者” サバ
彼女は自分の子供たちを守り血筋を残すために、全知全能で残忍なライバルたちと戦う。





“無法者の女王” ザリカ
ハイエナたちに君臨するザリカは軍隊を組織し、最大の敵ライオンから沼地の支配権奪を企てる。






“恐るべきハンター”ティマナと マラオ
ペール・パックを率いるティマナと マラオ。この野犬の小隊は仲間を増やし、サベージ・キングダムでの領土権獲得を目論見る。