イングランドの遺跡発掘現場から、18~19世紀の英国軍艦の乗組員にまつわる、まったく新しい事実が見つかった。骨を調べると、船の男たちや少年(13歳ほどの少年もいた)の身に降りかかった衝撃的な出来事が明らかに。栄養失調、性病、骨折、切断された手足、潰れたつま先、刀傷。この戦う乗組員たちは、英国が帝国をつくりあげるための使い捨て要員として扱われたが、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」の海賊たちが腰抜けに見えるほど勇敢だったのだ。
6人の戦死した十字軍兵士の骨が、1179年の「ヤコブの浅瀬の戦い」で実際に何が起きたのかを明らかにする。法医学的検査を行い、この戦士たちの戦いぶりと命を落とした時の様子を再現。剣で切りつけられた傷、矢が刺さった跡、そして歴史の流れが変わった日についての見解を紹介する。6人それぞれの物語を語るべく、骨となった十字軍兵士がここに蘇る。
鎌倉で、何千人分もの人骨で埋め尽くされた不気味な埋葬場が見つかった。このことがサムライの秘密を暴くカギになるかもしれない。恐ろしい埋葬場の起源は1333年にさかのぼる。発見されたのは、地域を巻き込んだ凄惨な戦いの犠牲者たち。天皇の怒りに触れた鎌倉の人々である。自由を守るために幾度も戦いを繰り返すうち、激しさは増していった。そしてついに鎌倉の海岸で多くの血が流れたのだった。6体の遺骨を最先端の法医学で検査し、サムライの謎に迫る。恐ろしい戦闘技術、無慈悲な殺しのテクニックとは?