ナショナル ジオグラフィック

最先端おにごっこ

原題: Mystery Manhunt
最先端おにごっこの写真

番組内容

アメリカ全土3億人以上の中から選ばれた、たった1人のターゲットを見つけ出す追跡ゲーム!
誰にでも物語はある。このシリーズでは、科学捜査官、精神分析医、刑事からなるチームが、科学捜査のみを駆使して謎の人物であるターゲットが誰かを特定すべく、奮闘する姿を紹介する。謎のターゲットにはスポーツですばらしい活躍を遂げた者、災害から生還した者、特別な身体的、芸術的、精神的スキルに秀でている者など、類まれな人生を送っている人もいる。チームは、知識を結集して体の外部や内部に残された手掛かりをつなぎ合わせ、鋭い観察力で謎を解明する。

■60分×8話

エピソード

「 ファストフードのフレディ (原題: Big Dog) 」

ファストフードのフレディ (原題: Big Dog)の写真

科学捜査のトップチームが、手掛かりをふるいにかけ、謎のターゲットの正体を明らかにしようとする。チームは、監視カメラ映像に映ったターゲットを初めて見た際、彼に「ファストフードのフレディ」というニックネームを付ける。しかし、医学検査の結果を見て、健康体であることが分かり、見方を変える。MRIスキャンでは、軽傷がたくさん見つかり、心理テストでは、危険行為を行う人物であることが示唆されて…。

「 ニューヨークの英雄 (原題: Captain Courage) 」

ニューヨークの英雄 (原題: Captain Courage)の写真

科学捜査チームは、ボクサーまたは激しくシャウトするロックスターと思われる、それに近い男性を探すために、ボクシングジムや生ライブ、射撃場、ついにはニューヨーク・シティへ繰り出す。そこで、謎のターゲットにはすばらしい英雄伝があり、世界貿易センタービルで起こった911テロで大切なものを失った人物であることが明らかになる。

「 命知らず (原題: The Daredevil) 」

命知らず (原題: The Daredevil)の写真

捜査チームは、バレエダンサーと思われる、それに近い女性を探すために、ワシントンバレエ団、エリート体操クラブ、車の衝突実験施設を訪れたり、岸壁を登ったり、山でパラグライダーに乗ったり、ついにはモアブの砂漠や山にまで足を運ぶ。ターゲットまであと少しというところまで追跡するが、すれ違いになってしまう。ダンがターゲットを正確に特定したものの、ターゲットが、スイスでベースジャンピングをするためにヨーロッパへ向かったのだ。この驚くべき女性は、究極のベースジャンパーであり登山家だった。

「 カリフォルニアの大物 (原題: California Hot Shot) 」

カリフォルニアの大物 (原題: California Hot Shot)の写真

科学捜査チームは、ターゲットの傷の中に不可解な脚の火傷を発見し、今回の追跡はいつになく難しいものになるだろうと確信する。ターゲットはスポーツマンだと思われたが、最終的に、ターゲットも彼が負った傷も、自分たちが想像していた以上に、はるかに並外れたものであることが分かるまでに、たくさんの難局に立ち向かう。

「 スーパーウーマン (原題: Superwoman) 」

スーパーウーマン (原題: Superwoman)の写真

科学捜査チームが、監視カメラ映像に初めて「バーガー・ベティ」を見たとき、彼女はテキサスと思われる食堂でハンバーガーを食べていた。ターゲットのMRI画像によると、骨盤に深刻なダメージが見られ、複数の骨折があり、金属の部品で固定されていた。また、つま先部分は壊死していた。チームは、これらが凍傷によって起こった症状の可能性があると考える。捜査チームのビルは、負傷の原因を特定するためにウィンタースポーツの需要を調査し、ナタリーは、凍傷の原因について詳しく知るために産業用冷凍庫の中で過ごす。その頃、精神分析医のダンは、複数のテストを行い、ターゲットが自立心の高い人物であることが分かり、人に頼らない彼女の精神的な強さを極限までテストした。米国トップの素粒子専門家の1人であるスキップ・パレニクが、犬の毛を調査し、有効な手掛かりを探し当て、チームは犬ぞりへと導かれる。ナタリーもまた、ターゲットが飲んでいた水が特殊な種類であると分析し、ターゲットに迫る。最終的にチームはたくさんの手掛かりを得るが、どれがターゲットを探し当てる手掛かりとなるのか?

「 不可解な男 (原題: Enigma Man) 」

不可解な男 (原題: Enigma Man)の写真

科学捜査チームは、上半身が大柄で筋肉質な50代の男で、威圧的な風貌をした東ヨーロッパ訛りの人物を探す。男は比較的健康だが、見た目は肥満体で、背中に大きな傷があった。チームは、ターゲットが重量挙げをしていると考える。ビルは、重量挙げのトレーニング法を調査し、ターゲットがサーカスの怪力男だと直感するが、ターゲットと重量挙げは関係ないことが判明する。その頃、ナタリーと外傷外科医は、ターゲットがどのように傷を負ったのか究明しようとしていた。ダンは、精神分析を行い、ターゲットは勇敢かつ非常に自信を持っている人物であることが明らかになる。追跡専門家のスキップ・パレニクが、ターゲットに付着していた、アリゾナ州またはユタ州に存在する花粉の粒子と、オープンウォーター水泳のスイマーが使用すると見られるワセリンとラノリン(羊毛脂)を混ぜたグリースという2つの大きな手掛かりを得たことで、パズルのピースが合い始める。チームは、パウエル湖で、訛りのある、オープンウォーター水泳の世界記録保持者を確保し、一件落着となる。

「 奇跡の男 (原題: The Miracle Man) 」

奇跡の男 (原題: The Miracle Man)の写真

読心術のできる人であれば、監視カメラ映像から「ループがピンチした(ループをつねった)」と言っているのが分かる。科学捜査チームは、軍部とのつながりを持つ可能性のある南西部の40代後半~50代前半の男に特定する。また、太ももに大きな傷があり、脚、ひじ、足首に大きな外傷があることが分かる。ダンは、パラシュート事故を疑うが、ビルはロッククライミングだと考える。ダンは、ターゲットの精神分析データから、彼がとても冷静沈着で、強い精神を持ち、非常に聡明であると解釈する。科学捜査の専門家であるスキップ・パレニクは、ターゲットの衣服に付着した花粉が南西部のものであることを突き止め、ビルは、植物学者の助けを借りてカメラ映像に映っている植物の映像をもとに、アリゾナ南部の地域に絞り込む。しかし、スキップがターゲット男性の手から有鉛燃料を検出したことで、彼がパイロットであるという線が浮かび、「ループがピンチした(ループをつねった)」が、アクロバット飛行の用語であることが判明する。最終的に、ターゲットの血液検査で、炭疽菌抗体が検出されたことにより、湾岸戦争の獣医に追跡を絞り込み、フェニックスの空港でターゲットを見つける。彼は、民間で働くエアロバット飛行のパイロットで、時速約1,290kmを誇る米国戦闘機の最速記録保持者だった。

「 アドレナリン中毒 (原題: Adrenaline Junkie) 」

アドレナリン中毒 (原題: Adrenaline Junkie)の写真

ターゲットは見た目が若く、運動競技に関わるような重度の損傷が体内にあり、脊椎と右ももには金属棒やネジなどを使った再建手術の跡が見られた。また、積極的にジェットスキーに乗っていることが分かり、チームは、「戦争の復員軍人かスタントマンではないか?」と考える。ビルは、ハリウッドのスタント事務所を訪れて調査し、ナタリーは、イラクまたはアフガニスタンの簡易爆発物ではないかと考え、神経外科医に会い、ターゲットの脊髄の損傷の重症度を知る。二人とも、自分が正しい方向に向かっていると感じていた。ターゲットにはユニークな軍人ならではの刺青(タトゥー)が刻まれており、ダンは、調査のために刺青の彫り師に会いに行くが、あっけなく不発に終わる。ターゲットの軍人説とモーターボートドライバーという新しい説は、行き詰ってしまう。結局、彼の衣服に付着していた微量な松ヤニから、車いすでスポーツをしていることが判明し、チームは、ターゲットに近づいていく。そして、ついにカリフォルニアのビーチでターゲットを確保する。

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