ジェフとピーターは中国最西端に位置するシルクロードの街、カシュガルを探索する。2人は男らしいウイグル男性を真似て同じ帽子をかぶったり、ナイフ工場を訪れてナイフ作りにチェレンジしたりする。さらに中国伝統の闘鶏を見物し、伝統的な楽器による演奏を聴く。その後訪れたキルギスの村では、頭を落としたヤギをボールの代わりにしたポロを体験し、キルギス風のダンスパーティーを楽しみ、遊牧民のテントで一夜を過ごす。
世界屈指の大がかりな開発プロジェクトが進む長江沿いと三峡ダム。百万人以上の住民が立ち退かされ、千の町や村が影響を受けると言う。水の底に沈む村々を他の場所に移すために、あちこちでクレーンが工事を行っている。ジェフとピーターは1700年の歴史を持ちながら水に沈んだ古都、大昌の移転先を訪れる。その後、長江に向かった2人はドラゴンボートのレースとロッククライミングに挑戦したあと、息をのむ絶景を撮影する。
ジェフとピーターが子供時代を過ごしたハルビンは、にぎやかな国際都市に変ぼうしていた。マイナス14度という厳寒にもかかわらず、彼らは地元っ子の真似をして凍ったプールに飛び込む。氷祭りでは氷の彫刻に挑戦し、ミケランジェロのダビデ像を彫った。その後、氷で作られたウオツカ・バーで飲み、旅の最後には氷で作られたテーマパークを訪れる。そこには氷の仏像、ウエストミンスター大聖堂、アクロポリスがそびえ立っていた。
ジェフとピーターはミャンマー国境近くの雲南省で新年を迎え、リス族の祭りを訪れる。この祭りでは人々が刀でできたハシゴを登り、焼けた石炭の上を歩くのだ。祭りのクロスボウ大会で知り合った青年から自宅に招かれた2人は、車で5時間走ったあと、ロープを伝って彼の家に到着。2人とは言葉の通じないリス族の人々に囲まれ、さまざまなカルチャーショックを体験する。雲南省の最後にはゾウの綱引きと水かけの儀式を見る。
ジェフとピーターは甘粛省のリトル・チベットと呼ばれるラブラン寺で、黄色い帽子を被った僧侶の儀式を撮影。次に2千年の歴史を持つ八角城を訪れた。そこは寺もあり普段は静かな所だが、いくつかのチベット人共同体から中国に対する抗議の声が高まり、不穏な空気が漂っていた。2人に対しても甘粛省からの立ち退きが要請され、何と飛行機に乗せられて雲南省に送り返されてしまう。仕方なく彼らは雲南省の寺を訪れる。
伝統が影を潜め、急速な発展を遂げる北京で、ジェフとピーターは反体制のパンクロックバンドのメンバーと出会い、大学生と共産主義について語り合う。また胡同では古い町並みが高層ビルに変ぼうしていく様を目の当たりにする。一変して、人里離れた地域、モンゴル奥地を訪れた2人は、遊牧民族の暮らしが何世紀もの間ほとんど変化していないことに気づく。北京に戻る前に、彼らはモンゴル相撲とアーチェリーで力試しをする。