ジョンが一緒に作業するのは、電気工事士のドン・ジャンドメニコ。彼は不用品を利用して、ガレージでジェットエンジンを作っている。2人でオフィスチェアをリサイクルして、ドンのジェットエンジン付きバイクにサイドカーを合体させようとする。製作を通して絆を深めたジョンたちは、お互いの腕前を褒め合う。オフィスチェアで時速50キロに届いたら、ドンの代わりに子供の面倒を見るとまでジョンは約束した。歓声に沸く見物人を前にシートベルトを締めたドンとジョンは、ユーモラスでスリル満点のジェットエンジン付きオフィスチェアのテスト走行に挑む。
ジョンが協力するのは、生粋のカリフォルニア男キャメロン・カールソン。岩場をはうように走る型破りなロック・クローリングマシンに、ちゃんと動く5番目の車輪を車体後部に追加しようというのだ。走行はガタガタでも車体はガッチリ。キャメロンのガラクタだらけの裏庭は驚きに満ちていた。テスト用の採石場で友人らが見守るなか、ジョンとキャメロンが新生ロック・クローリングマシンを披露する。そこには予想外の結果が待っていた。
ジョンが一緒に作業するのは、サウスカロライナ州のドラッグレーサー、クリス・クルーグ。ミニバンにヘリコプター用エンジンを載せている男だ。ジョンたちはメインストリートを封鎖してドラッグレースを敢行。さらには究極のジェットパワー付きガーデニングマシンの製作に挑む。デザインはイマイチだが、煙の吐き方はハンパじゃない。煙の立つところには火も上がる。新型マシンを友人の前で披露すると、火花はさらに激しさを増す。
ジョンがタッグを組むのは、ネバダ州リノに暮らすニーダム一家。家族全員が「ガレージ発明家」という彼らとともに、「ムーン・ジャンパー」と名付けたスリル満点のマシンを設計して作り上げる。ムーン・ジャンパーを動かすには地上で自転車をこぎ、その力で地上約35メートルにいるジャンパーたちを回転させる。昔ながらの創意工夫と家族の絆を思い出させるような、一家の共同作業だ。
ジョンがチームを組むのは、マサチューセッツ州メドフォードに住むロボット・デザイナーのスティーブ・ノリス。ジョンはスティーブとともに「バスケット・ロボット」という巨大なロボットを設計して作り上げる。今にも壊れそうなロボットは最初からトラブルに見舞われるが、何とか持ちこたえる。2人は夜を徹して相次ぐ故障に対処し、地元高校の学園祭で公開しようと精を出す。しかし本番を前に2人には焦りが。楽器隊の演奏が始まってもロボットはまだ完成しない。何百人もの観衆が声援を送る中、ジョンとロボットの1対1の対決が始まった。ジョンは必死でロボットの勝利を願うが…。
ジョンのパートナーとなるのは、アリゾナ州フェニックスに住むランス・グレイトハウス。彼が作るのは、かつて見たこともない最高にクールな車椅子だ。ジョンたちは、ランスが持っている火を噴く車椅子2台を改造し、おかしな二輪放水銃に仕立て上げる。しかしその製作には思いもよらない難関がいくつもあった。地元のフットボール場で開催されるイベントに、放水銃のお披露目は間に合うのか?
ジョンが協力するのは、自らを「沼地の生き物」と呼ぶジョージ・ジェイコブズ。地元の人は彼をジャイロ・ジェイクと呼んでいる。ジョンたち2人はジェイクの超軽量の動力飛行機「ジャイロプレーン」を改造し、「ジャイロボート」に仕上げる。ジャイロプレーンそっくりに水を切るはずだが、天候は大荒れで、流体力学の法則にも裏切られる。それでも諦めない2人は、最後の最後までからかい合っている。
パートナーはレン・プフ。彼がリーダーを務める製作チーム「スピードカルト」の協力を得て、番組史上で最大級の裏庭絶叫マシンを作ることに。レンの発明品「ロースター・コースター」と「エアパワー・ドラッグスター」の2つを組み合わせた、ドラッグレース用自動車「ローンダーツ」だ。圧縮空気で走る全長約7メートルのこのマシンは、「スピードカルト」が手がけた他の作品と同じように、うるさくて恐ろしくて驚きがいっぱいだ。
ジョンのパートナーは、廃墟と化した世界の「カラクリ職人」を自称するジョニー・ペイフォン。彼の作品は、100年以上も前の蒸気動力やハイ・ホイール自転車の時代を感じさせる。ジョニーのおかしな相棒ムッドも巻き込んで、彼らはガレージドアの巨大なバネ2個で動く自転車の製作に取りかかる。装置のテストは成功し、ペイフォンとムッドの悪ふざけにジョンは笑いが止まらない。彼らの新型自転車は最高に愉快な発明品だ。
パートナーのゲイリーは家族と郊外に住む機械いじりが大好きなコンピューターの専門家。古い2台の芝刈り機を2日間でホバークラフト2台に作り変える。2人は簡単に手に入るシンプルな材料を使ってホバークラフト作りを楽しむことに。しかしニアミスばかりで安定感を欠き、長く眠れない夜となる。それでもゲイリーには、なんとしても作りたいという強い思いがあった。ホバークラフトが飛ぶまで、彼は決して諦めない。
パートナーのロバート・バスリーはガレージで実物の飛行機を作って飛ばすほど航空学の天才だ。電源係のビルと人間工具箱のジムも一緒になって、ロバートの飛行機を電気だけで飛べるよう改造することに。ところがプロペラは合わないし、モーターは熱で溶けてしまう。ギリギリで新しい材料を入手しなければならない羽目になり、テスト飛行すらできない。残されたチャンスは一度きり。日の出とともに、一か八かの勝負に出る。
パートナーは、スーツケース型ロケットやロケット付き自転車をも作ってしまう、本物のロケット工学者ティム。ガレージにあるパーツだけで、大人が水面から飛び出せるくらい強力な、水の力で飛ぶロケットを作ることに。若い助手3人の協力を得て、軽くてより高性能な、ジェットスキーにもつなげられるロケットベルトの完成を目指す。戦闘機パイロットの訓練生たちが声援を送るなか、ジョンは水中からジャンプできるだろうか?