若い解体チームが歴史的にも有名な橋を取り壊すことになった。2万5千トンの鋼鉄とコンクリート、鉄筋を使って改築するためだ。彼らは限界に挑戦し、さまざまな要素と戦いながら、時間と競争で解体を進める。
現役を退いたジャンボジェット機は、スクラップされるか滑走路の端に放置されるのが通常の運命だった。しかしアリゾナ州マラナのエバーグリーン・エアセンターでは、引退した飛行機をリサイクル活用している。毒性の液体を注意深く抜き出し、高価な部品の数々を、着陸装置、操縦装置、エンジン、ポンプなどから外し、最後に機体を切断する。その解体作業をステップごとに紹介していこう。
スーパーボウルの会場にもなったマイアミ・オレンジボウルが解体されることになった。チームはたった4ヵ月で巨大なスタジアムを撤去しなくてはならない。5万枚のオレンジ色のシート、9千平方メートル近い芝生、810トンの照明塔なども、リサイクルか売却処分する。解体チームは鉄球や巨大な機械を使って、切ったり叩いたりしながら、歴史的なスタジアムを瓦礫の山にするのだ。時間と闘いながら奮闘する解体チームに密着する。
鉄道はアメリカ産業を支える重要な存在だ。その現場から180トンの機関車2台が引退することとなった。エンジン効率が悪いため、解体ディーラーに送られ、切断されて分解されたのち再利用されるのだ。部品は元のままの状態で再販売され、スチールや銅などの金属部分は溶かして新しい製品へと生まれ変わる。解体ディーラーは何一つ無駄にしない。番組では解体現場に潜入し、死んだ機関車が生き返る一部始終を取材する。