ナショナル ジオグラフィック

深海に住む最古のカグラザメ

原題: Sixgill Shark: Into the Abyss
深海に住む最古のカグラザメの写真

番組内容

番組内容の写真
カグラザメは原始的な姿を持つ大型のサメで、ダイバーが遭遇することはめったにない

ナタリー・テシュ-リッチャルディは、この人目を忍ぶように生息するサメを見つけるという究極の挑戦に出る。油断大敵といわれる地中海のメッシーナ海峡の細い海溝ではときどきカグラザメが目撃されているが、そこでの探索はさらに困難を極める。最新技術の遠隔操作探査機と潜水艦技術を使い、ナタリーはメッシーナ海峡の深海へ潜る。さらに探索を成功させるため、彼女は約9600キロ離れたピュージェット湾でカグラザメについて珍しい研究を行った。そのピュージェット湾では若いカグラザメが夜間にシアトル水族館裏手の桟橋近くに姿を現すというのだ。光に非常に敏感であることから、彼らの習性の多くを知ることができる。ナタリーの潜水艦を使った探索では、メッシーナ海峡に秘められた魅力的なものをいくつも明らかにすることはできたが、肝心なカグラザメの発見までは至らなかった。潜水艦の強い光により、この大型のサメが逃げてしまったということだろうか。最終的にナタリーは潜水艦ではなくスキューバ用品を使い、より浅い海域でこっそりと近づけるようにカグラザメを探すことに。辛抱強く待ち続けたある夜、ついに彼女の努力が報われる。3.5メートルのカグラザメの姿を捉えたのだ。奇跡のような数分間、サメはダイビングするナタリーたちを確認し、暗い海へと消えていく。メッシーナ海峡はナタリーたちにとって、深海にひっそりと潜むこの大型のサメに引き合わせてくれた、忘れることのできない魅力的な場所となった。

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