世界で最も有名な建造物の1つ、万里の長城
2000年以上前に建設され6000キロ以上の長さがあるといわれているが、未だ真相は判明していない中国の万里の長城。世界で最も有名な建造物の1つであるが、未だ多くの謎も残る。イギリスの作家で歴史研究家のウィリアム・リンゼーは20年間中国で暮らし、万里の長城は彼の生涯の研究材料となった。リンゼーが初めて万里の長城を訪れたのは1987年のこと。そのとき彼は万里の長城は1ヵ所だけではなく、中国北部にいくつもの王朝が2000年以上の時をかけて築き上げてきた城壁が数多く存在していると知る。それから23年経った現在、リンゼーは再び、この中国の国定記念物の最終地点を目指す。途中、地元の農家や畜産農家、専門家や学者たちに会い、万里の長城がどこまで続いているのかという謎の答えを探る。
