捕食者の中には、単独ではなく、集団で狩りをすることを覚えたものたちがいる。このエピソードでは、群れを作って狩りをする12種類の動物たちの世界に潜入し、単独よりもチームワークを取るほうがどれほど効率よく狩りができるかを明らかにする。まったく異なる種の動物たちであっても、捕食の際に戦略を持ち、コミュニケーションを取り合い、そして多くの場合、巧妙な待ち伏せをしてその日の食事にありつくのだ。シャチ、ライオン、ピラニアその他、群れで狩りをする捕食者たちの姿を美しいハイビジョン映像で紹介する。
食物連鎖のトップに立ち、他の捕食者からも恐れられる最上位捕食者。このエピソードでは、動物王国の、最大にして最悪、そして最も恐ろしい捕食者の魅惑に迫る。これらの目を見張る生き物たちは、肉食動物界の宝くじを当てたようなもの。近所のガキ大将のように、いつでもすべてを思い通りにするのだ。
捕食者たちが獲物を効率よく仕留めるために進化させてきた独自の武器に焦点を当てる。それぞれの環境で生き残るため、かぎ爪やキバといった「通常」兵器だけでなく、化学兵器や音波の力なども利用するさまざまな種を紹介する。
このエピソードでは、捕食動物たちの不思議な能力に迫る。普段の能力を極限まで引き出す動物の姿は圧巻。中には通常では想像できない特殊な能力を持つ動物もいる。彼らは生死を懸けた戦いに直面した時、ワイルドカードを出し、敵を追い詰めるまで、その能力をフル回転させるのだ。
野性の世界での戦いは大抵の場合、「ゼロ・サム・ゲーム」となる。あらゆる戦いにおいて、勝者と敗者ははっきり分かれ、それぞれが戦いの結果得るものは、生か死だ。戦う理由はさまざまだが、要約すれば、「餌」、「縄張り」、「生殖」の3つとなる。捕食動物と被捕食動物との間では壮絶な戦いが繰り広げられ、獲物になる動物は、利用できる限りの武器を用いて、命がけで対抗する。この戦いは食うか食われるかという根源的なものだが、このほか、縄張り内で起こる仲間同士の覇権争いについても取り上げる。オスたちは指導権をめぐり、あるいは縄張りを守るため、激しい戦いを展開する。獲物を我がものとし、群れを支配するのは誰になるのか?それを決めるのが、「野生最強の戦い」なのである。