巨大なトカゲのような恐竜の外見イメージは間違いなのか?!
数千万年前の世界では、うろこ*のある爬虫類の獣、“恐竜”が、地球史初期の地球を恐怖に陥れていた巨大トカゲとして、地球を支配していたと考えられていた。しかし、科学の進歩によりそれが間違いだったことが判明した。そして、それは恐竜の世界を一変させた。中国で、羽毛のついた恐竜が何百と発見されたのだ。科学者たちは羽毛の化石から本来の色を割り出す画期的な新しい方法をあみ出し、実際に恐竜はどのような見た目であったのか、またどのように行動し、彼らの羽毛は何のためにあったのか、などを解明していく。今までティラスサウルスといえば、トカゲに似た見た目を持った、冷酷な殺し屋として、恐ろしい評判の持ち主であったが、そのイメージは、ふわふわの羽毛を持って生まれたという新たな発見により壊されてしまう。人目を引くような鮮やかな模様の羽毛を持っていたり、家に残る父親としての役割を果たしたり、鳥のような姿勢をしていたかもしれないのだ。さらには、現在のニワトリにつながるような共通点があるという驚くべき事実まで発覚する。