税関国境警備局の職員は、違法なドラッグや不法入国者が内陸の港からアメリカ国内へと侵入するのを取り締まるべく、国境付近の上空、陸上、川岸で監視の目を光らせている。国境北側の私有地の農場を移動する不法入国者の一団の追跡。川を渡ってアメリカへ潜入しようとする密入国船の摘発。国境付近では滅多に流通していない危険度の高いドラッグの捜索。さらに特別機動隊と連携した、コカイン取引現場の強制捜査の模様も取り上げる。
テキサス州ラレドでは、国土安全保障省が違法麻薬と不法入国者の流入を取り締まっている。今回取り上げる国境での抗争は、大勢の不法入国者を乗せ北上する車を、国土安全保障省の職員が追跡、車を降りうっそうとしたヤブの中に身を潜める不法入国者たちを捜索する。南テキサスの猛暑の中で、不法入国者たちに脱水症状の危険が迫る。またラレドの通関港では、南側のカルテルに移送されるものと見られる大金を積んだスペアタイヤが発見される。他方ラレドの特別機動隊は、コカインとメキシコ産ヘロインを押収すべく、あるギャングの家宅捜査を行う準備を進めていた。
テキサス州ラレドの西側、アメリカとメキシコの国境沿いを流れるリオ・グランデ川では、税関国境警備局の職員が不法入国者とその偵察者の取り締まりを行っている。職員たちは、トラックの内部に仕込まれたにせの壁の裏側に、500キロものマリファナを発見。押収されたマリファナは、密輸業者が取り扱う商品の中でも非常に高価な一級品だった。
今回は、メキシコの北部沿岸地方に上陸したハリケーン「アレックス」襲来後の税関国境警備局に焦点を当てる。アレックス発生後、アメリカに大量に押し寄せてきた麻薬の流入を食い止めようと奔走する職員たち。また洪水が発生したリオ・グランデ川沿いでは、アメリカに入国しようと大挙してやってくる不法入国者に対して、職員たちの監視活動が続けられていた。