主食のサケが川に戻らず食糧難の危機がクマをおそう!小熊たちは生き延びられるのか?
アドミラルティ諸島は、東南アラスカの“クマの要塞”とも呼ばれており、 地球上で最もアラスカヒグマが多く生息する場所である。1800頭ものヒグマが、この複雑にねじれ褶曲した地形で暮らしている。ある夏、クマの主食であるサケが川に戻らなかった。この地域では初めてのことであった。グリズリー(ハイイログマ)は別の食料を探さなければならない。草やアメリカイチョウガニ(ダンジネスクラブ)さえも選択肢の1つとして考えなければならないだろう。この“要塞”はもう安全とはいえないかもしれない。