戦場では、地味な武器と考えられがちな鈍器。元英国海兵隊のモンティ・ホールズと考古学者のスチュアート・プライアーが戦場で使われた鈍器の歴史とその科学を調べる。鈍器は敵にどんなダメージを与え、砕き、つぶすのだろうか。モンティはチェーンフレイル、スチュアートは戦槌を選んで、様々な標的に挑み、それぞれの鈍器の威力、正確さ、使い易さを検証する。
13世紀の戦場で火薬が使われ始めると、戦いの方法は様変わりした。2人の番組ホストが、3.5ポンドの大砲とケーベル銃を用意し、様々な標的を狙って、その威力と正確さを検証。豚の死骸を使った実験では、肉に対してどんな威力を発揮するのかを調べる。
包囲攻撃の歴史は戦争の歴史と同じくらい長い。古くはアレキサンダー大王のテュロス攻囲戦、1191年のアッコン攻囲戦、現代史上で最も長い戦いとされる1992年のサラエボへの包囲攻撃などがある。投石器などの中世の飛び道具をビルめがけて使用し、その威力と精度を検証する。
空中を飛んで遠く離れた敵を攻撃する飛び道具は、太古の昔から戦争に使われてきた。原始的な作りの投石器、弓矢、石弓から、現在オリンピックで使われる弓矢まで様々だが、飛び道具は高い殺傷力で戦いに大きな影響を与えてきた。番組では飛び道具の作り方を調べ、飛び道具が活躍した古い戦場を訪れる。
太古の昔から、人間は鋭い刃先の武器を使ってきた。石や鉄や鉄製のナイフで敵を倒してきたのだ。今回は元英国空軍特殊部隊員が、現在、軍隊で最もよく使用されているナイフ、ケーバーを使った実演を披露してくれる。また“切る”という行為を科学的に掘り下げ、鍛冶工がナイフを作る工程や、技術の進歩によって戦い方がどう変化したかを探る。
戦場で活躍した様々な鎧に焦点を当て、歴史、デザイン、使い方、強さを検証。古くは盾、かぶと、鎖かたびら、金属板の鎧、そして現代では防弾チョッキに代表されるように、戦場で兵士を守る装備は常に戦争の勝敗を左右してきた。テクノロジーの進歩とともに、防御用装備の使用法や意味合いは変化し、防御能力は格段にアップした。中世の鎧を手作りする職人芸を再現する他、数多くの鎧を試着して動きやすさを検証する。