ナショナル ジオグラフィック

How much? 巨大建造物

原題: Pricing The Priceless
How much? 巨大建造物の写真

番組内容

番組内容の写真
お金で価値なんてはかれない!?そんな象徴的な建物に値札をつけてみよう!

誰にでもお気に入りの建物や建造物があるものだ。ゴールデンゲート・ブリッジが好きな人もいれば、エンパイア・ステート・ビルやエッフェル塔が好きな人もいる。これらの建物は手の届かない象徴的な存在で、価値をはかることはできないと考えられているが、本当だろうか。それらが現金でいくらの価値があるのか、考えたことはあるだろうか。
このシリーズでは、エンジニアのケビン・クックが世界で最も象徴的な3つのモニュメントに値札を付ける。エッフェル塔、ギザの大ピラミッド、そしてニューヨークのグランドセントラル駅。
それぞれの建物の値段をできるだけ正確に出すため、ケビンは3つの異なる方法で査定する。まずはスクラップ業者の視点で、建造物を解体して売ったらいくらになるかを算出。次にエンジニアとしてその建造方法を調べ、今日建て直すとすればいくらかかるかを算出。最後にケビンは金融事情に精通するウォール街の売れっ子アナリスト、ヴィンス・ファレルの協力を得て、ダウ式平均株価で会社を購入するのと同じように、建造物購入の利益と費用を算出。建造物の過去にない大規模な引っ越しを購入後に行うことも想定する。

エピソード

「 大ピラミッド (Great Pyramid, The) 」

大ピラミッド (Great Pyramid, The)の写真

エンジニアのケビン・クックが、唯一現存する世界的な古代建造物に値札を付ける。ギザの大ピラミッドだ。エジプトの首都カイロの少し外れには、クフ王の遺骸を収容するために建造された575万トンの石灰岩の建造物がそびえ立つ。何世紀にもわたり、歴史家や考古学者や探検家がこの驚異的な建造物について執筆や考察を重ねてきたが、今まで価格をつけられたことはなかったのだ。ケビン・クックは3つの方法でピラミッドの価値を測る。スクラップ材としての価値は?建て直しの費用は?ビジネスとしての価値と、アメリカに持ち帰るとしたらいくらかかるのか?ケビンと一緒に世界を旅して、建造物の値段を考えよう。

「 NYグランド・セントラル駅 (Nyc Grand Central Station) 」

NYグランド・セントラル駅 (Nyc Grand Central Station)の写真

マンハッタンの中心に100年近くも建っているグランドセントラル駅は、世界で最も大きく忙しい駅だ。10年かけて建築し、1913年に完成した建造物。今日、この駅は交通ハブだけでなく観光スポットとしても人をひきつけている。毎日75万人が訪れる中、電車に乗るために訪れる人はそのたった3分の1なのだ!その中で駅の実際の値段を考えた人はいるだろうか?

「 エッフェル塔 (Eiffel Tower) 」

エッフェル塔 (Eiffel Tower)の写真

エンジニアのケビン・クックが“光の都”に行き、世界有数の象徴的な建造物、エッフェル塔に値札を付ける。塔は1889年のパリ万博の時に建設されて以来、セーヌ川のほとりに建っている。建設の目的は、フランスの技術が世界一であることを示すこと。その任務を請け負ったチーフエンジニア兼デザイナーのギュスターヴ・エッフェルは、空を目指して建設を開始した。高さは300メートル以上。その後40年間、その高さの記録を破られることはなかった。完成すると、200万人もの人が塔を上るために入場料を支払った。100年以上が経った今も毎年およそ600万人の観光客が訪れ、入場料を払っている。しかし、そのうちの何人が、この塔の実際の値段を考えたことがあるだろう?

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