昔からアフリカに探検に行った者たちは、コンゴ盆地の森に生息する、怪しげな水生のモンスターの話をしてきた。その地域に住むピグミー族も、細くて長い首をした象ほどの大きさの動物がいると噂する。その動物は“川の流れを止めるもの”という意味のモケレ・ムベンベと呼ばれ、竜脚類の恐竜のような見た目だそうだ。生物学者のパット・スペインは人も居住できないようなカメルーンの深いジャングルを探検し、この奇妙な伝説を論理的、科学的に説明できるか調査する。アフリカのジャングルには未発見の恐竜が生息しているのか、それとも科学で証明されていない謎の生物なのか?
ブリティッシュ・コロンビアの沖で、100年以上前からキャディというウミヘビのような生物が目撃されている。生物学者のパット・スペインはバンクーバー島に行き、目撃談が事実かどうか調査する。有力な証拠を得るために、目撃者に話を聞き、ファースト・ネーションズの神話を調査し、海洋学の権威と議論を交わす。遠洋漁業や海洋生物の解剖の知識も取り入れ、最終的に地球上で最も辺鄙で謎の多い場所を調査する。海底だ。
地球上で最も荒れ果てた地の一つ、ゴビ砂漠。ここには砂漠に生息する不気味なスーパーモンスターがいると言われている。その生物は危険にさらされると酸を吐いたり、電気ショックを与えたり、自分の体を爆発させたりすることができるそうだ。生息地周辺に住む遊牧民たちはこの生物におびえながら暮らしている。しかしそのような生物が広い荒野で、発見されずに生息することは可能なのか?生物学者でありモンスターハンターでもあるパット・スペインが恐怖のモンゴリアン・デス・ワームの真相を調査する。
パット・スペインは伝説の生物、マピングアリを追ってブラジルのアマゾンを訪れる。その巨大な1つ目の生物の特徴は、腹部にある巨大な口、鋭い爪、獰猛な鳴き声、そして強烈な悪臭だと言う。目撃者や科学者、人類学者の話から、伝説や見間違いや霊的な信仰など、様々な説が入り混じっていることが分かる。しかし、パットが人里離れた森の民族を訪れると、アマゾンの野獣の真実を知るカギとなることが判明する。
スマトラの広大なジャングルで、人間のように歩く類人猿のような生物を見たという地元民たちの噂があった。その生物は森の“小さな人”という意味のオラン・ペンデク。最近、新種のヒト属である“ホビット”がインドネシアに生息していたことが科学的に立証された。また新たな類人猿が発見されるのか?それとも我々とは別種のヒトの存在が証明されるのか?生物学者でありビーストハンターでもあるパット・スペインが調査に出る。