ナショナル ジオグラフィック

ザ・解体屋:巨大建造物をブッ壊せ2

原題: Mega Breakdown 2
ザ・解体屋:巨大建造物をブッ壊せ2の写真

番組内容

番組内容の写真
地球最大規模のリサイクル・プロジェクトの現場に潜入し、解体に使われる道具や技術を紹介するとともに、建造物を解体し機械を分解する解体の専門家、エンジニア、作業員たちのドラマを覗く。爆発物を使う危険な作業もあれば、原子力の技術者たちに任せる解体もある。引退の時を迎えた巨大な建造物や機械が、新しい姿に生まれ変わる様子を最前列で目撃できる番組だ

エピソード

#1

「 旧ヤンキー・スタジアム (Yankee Stadium) 」

旧ヤンキー・スタジアム (Yankee Stadium)の写真

アメリカで最も有名なスタジアムが解体された。旧ヤンキー・スタジアムは水圧式の削岩機、ブローランプ、クレーンなどを使ってシステマチックに解体されていく。それにしても6万席のシートと、1万6千トンの鋼鉄、1万平方メートルの芝を運び出すのは想像を絶する作業だ。新しいスタジアムには1万2千本近い植物が植えられる予定で、現在建設が進んでいる。約80年の勤めを終えた有名な野球場に、ニューヨークと世界が別れを告げる瞬間をとらえた番組だ。

#2

「 米海軍 最速の給油艦 (Navy Tanker) 」

米海軍 最速の給油艦  (Navy Tanker)の写真

焼け付くようなテキサスの日差しの下で、米海軍で最も速く優秀な給油艦サバンナAOR-4が分解されてリサイクルされることとなった。この強靱な給油艦は20年間、艦隊の船から船へと燃料を給油してきたが、テキサス州の最南端にあるESCO マリーン社の廃棄物処理場へと最後の航海をする。そこでサバンナは丸裸にされバラバラにされて、リサイクル処分されるのだ。しかしESCOのオーナーであるリチャード・ジャロスと解体チームを悩ませる困難が待ちかまえていた。アスベストやポリ塩化ビフェニルといった素材だけでなく、長く整備を怠ってきたために船は解体者泣かせの状態になっていたのだ。

#3

「 貨物トラック 再利用への挑戦! (Cargo Truck) 」

貨物トラック 再利用への挑戦! (Cargo Truck)の写真

重い貨物を積んで世界各地を数十万キロの旅してきたボルボFH12が故障のために解体されることになった。環境への取り組みが盛んなスウェーデンでは、このトラックは90%の再利用を目指さねばならない。350馬力のエンジンから、2.5メートルの高さにある運転席まで、解体チームはリサイクルを念頭に置いてすべての部品を取り除いていく。車は生まれ変わり、さらに大きくなれるのだろうか?

この番組をシェアする

視聴方法

WATCH NAT GEO

地球の今 わたしたちの未来
知り、驚き、感動する世界最高峰のドキュメンタリーをもっと身近に