1975年3月、カメラマン、ボブ・マッデンが撮影した写真がナショジオ誌の表紙を飾った。ハワイのキラウェア火山が科学者の背後で雄叫びを上げている、美しくも恐ろしい様子である。そして35年後、ボブは再び火山を求めてやってきた。そして今回協力するのは、35年前のボブの写真に写った科学者である。彼らは危険を最小限にとどめながら、再び生きた火山の姿を写真に収めることができるのだろうか。
ひとりのカメラマンが、数十年に及ぶ戦争の傷跡が消えぬ地に希望を見出そうとカメラを構えた。ナショナル ジオグラフィック誌のカメラマン、レザ・デジャティは、アフガニスタンへ飛び、国の様子や将来に不安を抱く人々の姿をとらえる。レザはアフガニスタンでの戦いを20年以上撮り続けている。彼ほどアフガニスタンの現状に迫ったカメラマンはいない。戦いが長引くアフガニスタンで、レザは今日も写真を撮り続けているのだ。