有力な群れの女王、サマーの子として生まれた幼いキオは、過酷な生存競争の世界に足を踏み入れる。いつの日か王になるためには生き抜く術を学ばなくてはならない。アフリカスイギュウの狩りが悲劇的な結末を迎えると、キオはサバンナでの生活がいかに危険と隣り合わせであるかを認識する。その後もさまざまな挑戦を通して成長していくキオ。だがある日、群れを離れて冒険に出た先で、スイギュウの群れに出くわしてしまう。
キオはアフリカスイギュウの襲撃を生き延びるが、試練はその後も続く。生後3ヵ月のキオは群れの最年少で、最も弱い立場にある。いつか王になるためには、他の若いオスたちに一人前の仲間として認められ、自分の居場所を見つけなくてはならない。やがてキオは1歳になり、仲間に受け入れられる兆しが見えてくるが、乾期の訪れとともに食料が不足し始める。サマーはキオの将来のために、重大な決断を下すことになる。
キオは兄たちと、群れの縄張りの外縁でようやく再会するが、そこでの暮らしは極めて過酷だ。経験の浅い子供たちのために狩りを行い、彼らが自立できるよう奮闘するサマー。負担は日ごとに増し、サマーは限界に追い込まれていく。そして禁断の獲物を捕まえようとするが、その結果、キオの境遇は激変。想定された時期よりも早く、自立せざるを得なくなる。もはやキオたちは、自分たちの力で生き抜いていかなくてはならない。
キオたちは獲物が豊富で、メスライオンの群れもいる緑豊かな湿地を見つけるが、そこには既に支配者がいた。彼らを追い払えなければ、そこに住むことはできない。そこでキオたちは力を蓄え、戦いを挑むチャンスを狙う。スイギュウを仕留めたり、オスライオンと対峙したり。日々試練に立ち向かいながら、強い絆を築き上げていく。そしてついにキオたちは、自分たちの縄張りと群れを獲得するため、命を懸けて立ち向かうことになる。