自らも諜報の世界へと身を投じることを決める。やがてモスクワで潜入任務に就く初の女性となり、冷戦下のソ連における重要な情報提供者の運用を担っていく。息が詰まるような日々と悲劇的な結末が本人の口から語られる。人生の苦難を経験しながらも果敢に任務を果たし、妻として母として強く生きた女性の物語。
2021年8月、アフガニスタンからアメリカ軍が撤退。その結果、復権したタリバンの抑圧を恐れ、出国しようとする市民が空港に殺到することに。元CIA拠点長は、現役時代に培った経験や人脈を生かして、アメリカ政府に協力した市民を1人でも多く救うべく行動を起こすのだった。そんな協力者の1人だったアフガニスタン人の女性は、女性の就労が禁じられる中、人道支援に従事し、同胞を励ましつつ祖国を逃れようとしていた。
スパイ行為に対して死刑が宣告される国で、協力者との情報交換の最中に、ある女性CIA職員が銃を突きつけられて誘拐されてしまう。彼女は、『ホームランド』の主人公キャリー・マティソンのモデルとなった人物だ。独房に隔離され、あらゆる脅威にさらされる若きCIA職員。彼女は、それまでの訓練の中で培った経験と自らの本能だけを頼りに、一歩間違えば大惨事につながりかねない状況を何とか生き抜こうと奮闘するのだった。
パキスタンで発生したアメリカ人工作員の殺人容疑による逮捕。この不測の事態によって、CIA史上最も重要な極秘任務が失敗に終わってしまうかもしれない。政治的圧力が強まる中、現地で指揮を執る百戦錬磨のCIA支局長は、極めて困難な局面に立たされていた。行き詰ってしまう前に、外交危機を乗り切り、アメリカが追い続けてきた最重要ターゲットを捕らえ、排除しなければならない。作戦の決行までに残された時間はわずかだ。
子を持つ父親でもあるCIA職員は、タリバンの中でも極めて恐れられている構成員に正義を下すというミッションに燃えていた。転機となったのは、ターゲットを襲撃した際に同じ組織内の10代の少年を捕らえたことだった。それを突破口に、CIAが誇る最新鋭の装置を駆使し、虐殺者として知られる人物を追いつめていく。家族と離れ、遠い異国の地で挑んだ正義のミッションは、着実に最終的な解決へと向かっていくことに。
CIAのテロ対策長官に任命されたホセは、9.11テロの首謀者を見つけだすことに躍起になるあまり、行き過ぎた尋問を行ってしまう。その裏には、難航する捜査をよそに、高まっていくCIA内外からのプレッシャーがあった。ホセの倫理観は次第に揺らぎ始めることに。そして、極秘捜査の内容が白日の下にさらされたとき、アメリカ社会に衝撃が走った。ホセは安全保障のために下してきた判断の結果と向き合うことになるのだった。
元特殊部隊所属のCIA職員、ギャリー・ハリントンは敵対関係にあるタリバンの高官と対面するというまたとない機会を得る。しかし、そんな時に、全幅の信頼を寄せていた協力者が突如消息を絶ってしまう。その結果、ギャリーは大きな岐路に立たされることになるのだった。用意周到に仕掛けられた罠に飛び込むことを承知で救出に乗り出すのか、あるいは、自分達の命を守るために仲間を見捨てるのか。ギャリーの下した決断とは?
血なまぐさい争いが続く中東で、CIA職員は信頼関係を守り抜くという大きな課題に直面することになる。現地に派遣された彼らがまず行うのは内通者を探すことだ。ただし、アルカイダ内部から内通者をリクルートするのは任務の始まりに過ぎない。困難を極めるのは、無数の作戦の鍵を握る内通者の命が危機にさらされた時に、彼らを守り抜くことである。あらゆる危険が迫る中、内通者の安全を確保すべく、CIA職員は戦う。