俳優トム・ヒドルストンが、西暦79年のベスビオ山噴火によって消滅した町ポンペイを訪ねる。トムは古典学者の力を借りて遺跡から発掘されたラテン語の碑文を読み解き、十代の男の子アウィアニウスと公衆浴場の女性経営者ユリアが噴火を生き抜いた可能性があると知る。そこでトムは、考古学的な証拠と火山科学の知識と災害心理学者の話、さらに俳優としての想像力を組み合わせながら、噴火までの間に2人がどう行動したかを探る。
ベスビオ山噴火の状況を調べていた俳優トム・ヒドルストンは、当日の様子が記された小プリニウスの書簡集を知る。その内容から、ポンペイ近郊のヘルクラネウムにローマ軍艦隊が停泊していたことと、近衛兵が1人存在していたことが分かった。学者から「ヘルクラネウムでは遺体があまり発見されなかった。」と聞いたトムは、この近衛兵の指揮で人々が助け合いながら船で海岸を脱出し、互いの命を救ったのではないかと想像する。
トム・ヒドルストンは、フェリクス家の祭壇の前で高価な宝石を身につけた女性の遺体が発掘されたと聞いて、ユリアは他の人々を避難させ、自分だけが残って神に祈りを捧げていたのではないかと想像する。一方、アウィアニウスが青銅職人の養子になったことを示す碑文を読み、噴火を生き延びたことを喜ぶ。トムは歴史的証拠に想像力を加えて過去の出来事を物語として語ることで、今の自分自身を理解し、そして未来さえ学べると話す。