タンザニア西部に位置するカタヴィ国立公園。ライオンやカバ、ワニといった大型動物が共存するこの自然の楽園で、近年まれに見る深刻な干ばつが発生する。水位が下がり狭くなっていく川で、縄張り争いを繰り広げるカバ。雨季の到来まで必死に命をつなぐワニ。獲物となるアフリカスイギュウの到着を待ちわびるライオン。しかもライオンの群れは、乗っ取りを企む放浪オスのターゲットに。子供たちの未来に暗雲が垂れ込める。
日ごとに干ばつが進むカタヴィ国立公園。食料が足りず、父親も不在という厳しい状況の中、ライオンの群れに新たな命が生まれた。しかし子供たちを待ち受けていたのは、群れを乗っ取ろうとする放浪オスによる襲撃だった。一方、カバの群れでは、トップのオスが、水場を狙う2頭のよそ者と対峙する。雨を待ちながら、生きる道を模索する動物たち。しかし遠くの嵐がカタヴィにもたらしたのは雨ではなく、落雷による火災だった。
干ばつで荒廃したカタヴィに、ついに恵みの雨が戻ってきた。干上がっていた川は息を吹き返し、多くの動物たちが間一髪で命を救われる。カバやワニも緊張から解き放たれ、穏やかな表情を取り戻した。しかし一方で、増水した川はライオンの子供たちを危険な状況に追い込む。ひとまずカタヴィには日常が戻ってきたかに見えるが、地球規模の異常気象は年々深刻さを増している。この状況はいつまで続くのだろうか…。