ウィルがまず目指すのは南極点。しかし吹きすさぶ冷たい風や、氷点下73度まで下がることもあるという南極の過酷な寒さに直面する。ウィルは世界有数の極地アスリートであるリチャード・パークスの助けを借りながら、氷の大地や崖を、スキーで滑り、歩き、登り、なんとか前へと進む。さらに南極の調査基地に暮らし、孤独に耐えながら、南極の奥底に眠る氷の研究に身を捧げる科学者たちに出会う。
クモが苦手で仕方ないウィル。しかし今回の旅ではエクアドル地域のアマゾンへと向かい危険生物を探す。ウィルはブライアン・フライ教授と、地元の登山家カーラ・ペレスと共に、新種の生物を探し求め深さ約60メートルにもなる洞窟へと下りていく。そこで巨大なタランチュラを発見した一行は最先端の技術を使い、毒を絞り出す。フライ教授らの研究によれば、毒は何百万人もの命を救う可能性を秘めているという。
_ウィル、ブライアン、カーラはアマゾンでワオラニ族の長ペンティと共に、世界最大のヘビ・アナコンダを追う。全長5メートルを超える大蛇の皮膚から、1枚のうろこを慎重に採取する。その1枚から、ジャングルの生態系の健全性を読み解こうというのだ。ウィルの恐怖は安堵へ、そして喜びへと変わっていく。野生生物とワオラニ族の未来をつなぐ重要な手がかり。その答えをアマゾンで探す。
ウィルは幸福の秘密を探求するべくブータン王国へと向かい、その道中、自身を深く見つめ直すことになる。幸福研究の権威であるダッカー・ケルトナー教授と、地元の作家であるデンカー・ツェリンに導かれ、ヒマラヤ山脈の標高約4000メートルに位置する村を目指す。この村は世界で一番幸せな村だという。その旅路で、ウィルは自分の人生とキャリアの中でも、最も苦しい瞬間に向き合う。
舞台はパプアニューギニア。ウィルは、言語学者のメアリー・ウォルワース博士と地元の海洋生態学者ジョン・アイニと共に、南太平洋の孤島へと向かう。テンチと呼ばれるこの島は今、海面上昇の脅威にさらされているという。驚くべき海洋楽園の探検として始まった旅は、この地球上でわずか5人しか話さないとされる失われた言語を記録する中で、ウィル自身の歴史を見つめ直す啓示的な旅へと変貌していく。