今回はティムの故郷シェフィールドで、90年代に世界ラリー選手権で活躍したセリカの希少な市販モデルGT-FOUR・カルロス・サインツ・エディションを救出する。オーナーのマイケルは心臓病を患い、自慢だった愛車の修理もできない状況に。車はまだ走ると言うが、パーツの入手も困難な30年前の限定車は見かけ以上に劣化が深刻だった。病気のため新婚旅行を逃したマイケルに特大のプレゼントを贈ることはできるだろうか?
マツダMX-5はオーナーのケイティにとって何物にも代えがたい車。早くして亡くなったお姉さんから譲り受けた大切な形見なのだ。しかし車体はボロボロで、ファズいわく「中古車を買って再塗装したほうが早い」が、もちろんそんなわけにはいかない。ファズはこの車を公道から遠ざけた原因を突き止めようとするが、難航する。一方、ティムはドイツに飛び、MX-5が世界で最も売れたツーシーターのスポーツカーになれた訳を探る。
ビーチを走るカリフォルニア生まれの改造車、フォルクスワーゲン・デューンバギー。オーナーのポールは引退後にレストアを計画するが、妻の介護のため棚上げとなっていた。剥き出しのエンジンからグラスファイバー製のボディーまで、あらゆる部分に修理が必要だ。家族を最優先にしてきたポールに報いようと娘がSOSを発信。思いを込めて孫が考えた車体のデザイン案をもとに、ティムとファズは世界に1つのバギー作りに奮闘する。
1934年式のウーズレー・ホーネットをレストアするのは至難の業だ。レアなクラシックカーのため、スペアパーツの入手はほぼ不可能で、参考になるマニュアルもない。伝統的な匠の技と板金職人の腕に頼って、この忘れられた名車に命を吹き込むしかない。スライド式のサンルーフやランニングボードを自作する。一方ファズはウーズレー・ホーネットにいまいちハマらないティムを試乗に誘い、この車の魅力を分からせようとする。
父と息子がレストアを始めるも断念した80年代のフォード・エスコートXR3iカブリオレ。今回のミッションは改造されたホットハッチを工場出荷時の状態に戻し、親子が大好きなサッカーチームの助けも借りて、息子ジェイクの21歳の誕生日を特別なものにすることだ。その過程でコンバーチブル派のティムと屋根あり派のファズとの間で長年の論争が再燃。ティムは科学的な手法でコンバーチブルの楽しさを証明しようとする。
今回の車は初代ランドローバー・ディスカバリー。39歳のジェームズにとっては亡き父との仕事に使った思い出たっぷりの家宝だが、今は庭の片隅で野ざらしにされている。ファズがディスカバリーのエンジンについて熱弁を振るう一方で、ティムは伝説のカーデザイナー、マイク・サンプソンに会い、ディスカバリーが当時窮地に陥っていたランドローバー社を救った時の逸話を聞く。さらにオーナーへのお披露目ではあの有名人が登場?
今回はティムのお気に入り、BMW M3 E46。オーナーのリックが所有するこの高性能車は走らなくなって10年も経つ。チームは重大な機械的問題を解決するだけでなく、M3シリーズの最高峰と称えられるCSLエディションの外見に近づけるという課題にも挑戦することに。そしてティムはこのレストアが忘れられない思い出となるよう、コメディアンのジョニー・ヴェガスに協力を仰ぎ番組撮影を装ったサプライズを計画する。
今回の車は1991年式のフォルクスワーゲン・ポロG40。ポロはポロでもスーパーチャージャー付きのポロだ。オーナーのアントニーは2007年にこのホットハッチを譲り受け、運転することを夢見たものの、車検を通すことに失敗してしまった。ファズがこの車の心臓部たるスーパーチャージャーを修復する一方、ティムはドイツへ飛び、フォルクスワーゲンがスーパーチャージャー付きのポロを開発することになった経緯を調査する。
小さな四輪駆動車スズキ・ジムニー。元看護師のジョアンナが父親から亡くなる直前に買ってもらった2002年式のジムニーには数え切れないほどの思い出が詰まっていた。ところがギアボックスの故障で動かなくなり、息子のジェームズがあちこちの修理工場に当たっても、スズキ本社に問い合わせてもパーツがないと言われる始末。ティムとファズは車のレストアと同時に過酷なテストコースに挑み、この車が愛される理由を実体験する。
フェラーリ308GTSと言えば、1980年代にヒットしたドラマ『私立探偵マグナム』に登場し有名になったスーパーカーだ。元警察官のジョンは50歳の誕生日に308を購入したものの、自分の子供たちや周りの人々を支援することに忙しく、車のレストアには手を付けられなかった。2人はこの希少な車を復活させられるだろうか?またティムは、フェラーリに懐疑的なファズにこの跳ね馬の魅力を伝えようとするが、その結果は…?