デンバーとソルトレークシティーの空港にある遺失物取扱所に密着する。ネズミのはく製や高校レスリングのチャンピオンリング、先住民が伝統的な踊りに使用する手作りの装飾品、パスポートや政府発行のIDカードなどの貴重品まで。こうした多種多様な遺失物がぎっしり詰まったカバンを、持ち主の元に戻す。また、持ち主が現れなかった荷物のその後を追い、それらを販売する店“アンクレイムド・バゲージ”も紹介する。
空港で紛失した父の義眼、コーヒー好きのエスプレッソマシン、5000ドル相当のグッチのバッグ、家族が大切に受け継いできたロレックスの腕時計が遺失物として登場する。動物園と提携しているフィラデルフィア国際空港では、月に一度動物たちと触れ合える。空港に来ると旅のストレスや不安で、普段とは異なる心理状態になることから遺失物も増えるという。そんな症状を和らげる対策も紹介する。
ビンテージ物の高価なスニーカー、汗で湿ったボクシンググローブ、可愛がられていた犬のぬいぐるみ、抱っこヒモなどが持ち主と再会するまでを追う。空港に放置された荷物には、危険物を探知する警察犬が動員される。また、持ち主が現れなかった品物を販売するオークションの下見会には多くの人が集まり、貴金属や衣類だけではなく移動式の理髪店に改造されたバンまでもが競り落とされる。
ピッツバーグの空港で、花嫁が祖母から譲り受けた指輪のダイヤモンドを紛失する。職員は一粒のダイヤモンドを求めて、空港内の調査に出る。タンパ国際空港の遺失物取扱所では、緊急時に必要とされている薬と大量の現金が入ったカバンが届く。ソルトレークシティーでは大規模なコミックコンベンションが開催され、多くの旅行者たちが参加。ファンアートや衣装など奇妙な品々が空港で見つかる。
空港の遺失物取扱所に届けられる荷物の中には、高価な物も多数ある。今回紹介するのは、300ドル相当の華やかな帽子、1万ドルを超える腕時計、真珠のネックレス。また、パスポートが入ったカバンや財布といった貴重品も届けられる。持ち主が現れなかった荷物を販売するアンクレイムド・バゲージでは、毎年恒例のスキー用品のセールが行われ、前の日から多くの人が行列を作った。
遺失物取扱所には旅行者の様々な荷物が届く。2台のノートパソコンを紛失した男性は、両方とも自分の手元に戻ると歓喜の舞を踊り出す。デンバー国際空港では、金庫の中で厳重に保管されている大量の宝飾品が詰まった宝石箱を紹介。結婚40周年記念の時計と持ち主の再会を追う。一方、屋外には異臭を放つ謎のカバンが放置されていた。恐る恐る開封を試みる職員だが、その中には大量の魚の死体が入っていたのである。
デンバーの遺失物取扱所に、1900年代初頭の手紙や写真など、4世代にわたる家族の思い出がつまったカバンが届けられる。写っている人物や手紙の主はほとんどが故人で、持ち主特定は八方ふさがりの状態になってしまうが、親族の1人にたどり着くことに成功した。家族への贈り物を置き忘れた女性、大学見学の際に財布を紛失した男性も登場する。また、持ち主が現れなかった荷物は、地元の女性支援を行う団体に寄付される。
今回、遺失物取扱所の職員が立ち向かうのは、到着時にリードから抜け出して1週間空港内をさまよっていた犬、プロテニス選手のビンテージラケットのコレクション、大量の現金が入ったハンドバッグなど。また命にかかわる処方薬が入ったリュックサックや、子どもに愛されるパンダのぬいぐるみ、更には陸軍の制服なども遺失物取扱所に届く。どれも持ち主には大切な物ばかり。職員たちの必死の調査が始まる。
空港の遺失物取扱所に集まったのは、宝石が詰まったバッグ、競技ダンス用のドレス2着、1000ドル以上が入ったヘッドホンケース、農産物でいっぱいの謎のスーツケースセットなど。また、持ち主が現れなかった荷物を販売するアンクレイムド・バゲージの常連客が、掘り出し物を紹介してくれる。過去におよそ4500ドルで購入したダイヤモンドの指輪に、今では2万ドル相当の価値がついていると話す。
着陸時に滑走路に逃げ出した猫を探すため、空港の従業員たちがあらゆる手を尽くして捜索する。遺失物取扱所では、戦死した軍人を追悼する記念ブレスレット、伝説のヘビーメタルバンドを称える首振り人形、そして個人的な“おもちゃ”が隠された謎のバッグが届き、持ち主を求めて必死の調査を行う。その一方で、アンクレイムド・バゲージには1万9000ドル相当のフェンディのドレスが届く。