犬ぞりレースはユーコン準州の人気スポーツ。300キロ以上の険しい地形を安全に走破するためには他でもない獣医ミシェルが頼りだ。ミシェルはレースに出場する100匹超の犬のケアを任されており、ケガや脱水症、熱中症から守ろうとする。過酷な条件下のレースで、トップに立つのは誰なのか?レース以外では、ミシェルはいつもどおり各所に往診に向かう。ひづめの手入れが必要な気難しいジャコウウシや頻尿の野猫は手ごわい。
獣医師オークリーは、絶滅の危機に瀕するカリブーの群れの個体数回復を託される。他の獣医師たちとチームを組み、ヘリコプターで妊娠中のメス4頭を保護区域に移送。天敵から守り、安全に子供を育てられるようにした。それから彼女は、毛剃りが必要な巨大な猫、ガンの転移が疑われる犬、非常に感染力の強い疥癬症の治療を待つ体重200キロ以上の豚たちなど、さらに大きな問題やさらに大きな患者たちに直面する。
獣医師ミシェル・オークリーは今回も大忙し。獰猛な捕食動物であるクズリを繁殖プログラムへ安全に移送するため、牧場主とともに奔走。その次はコヨーテに襲われたピットブルの雑種犬の手当て。動脈が損傷している可能性があり命が危ぶまれる。また、ユーコン準州に棲む大型猛禽類から小さな子犬を守る家族に会い、対策を話し合う。その後、オークリー一家の裏庭がコヨーテの襲撃に遭い、ウィローの飼っているヤギに危険が迫る。
ユーコンの春といえば、動物の赤ちゃんたち、そして泥遊び。獣医ミシェルは、暴れんぼうのロバ、脚を痛めたカルビー、妊娠中の牛を診察する。忙しい合間を塗って、泥とたわむれて楽しむことも忘れない。でも顔じゅうにヤマアラシのトゲがささった犬の急患が来て、さあ大変。素早く慎重にトゲを抜かなくてはならない。ジャコウウシの赤ちゃんと、リトル・マンという名前のわりに体の大きいジャコウウシのオスの治療も行う。
春の訪れと共に動物たちは活発になり、移動に備えるものもいる。ミシェルも移動して、ヤケドを負ったワシの状態を確認するため、保護センターへ向かう。鋭い爪を警戒しながら回復を見守る。次はユーコン野生動物保護区に行く。足に異常があるカリブーを捕まえるため、スタッフ総出となる。ヘインズでは予防接種でアレルギー反応を起こして顔が腫れ上がったダックスフンドと、体重がなぜか増えてしまったラブラドールを診察する。
獣医師オークリーはアンカレジにあるアラスカ動物園へ数日間だけ手伝いをしに行く。彼女の鎮静剤に関する知識が野生動物を診察するために役立つのだ。そこにいたのはハイイログマや謎の病状を抱える希少なユキヒョウ。さらにオークリーは、そこで弱りきったヘラジカの赤ちゃんに応急処置を施したり、ヤマアラシのトゲが刺さった親のいないオオカミの子供たちへの治療を行ったりする。
ユーコンの動物や飼い主たちから絶大な信頼を置かれているミシェル。クロッシェル・ワイルドライフ・センターではヘルニアで徐々に弱っていくトナカイの手術を請け負う。
野生動物保護区ではオオヤマネコの子供にワクチンを投与するため茂みの中を駆け回る。出張クリニックでは耳が腫れたクーンハウンド、ヤマアラシのトゲにやられた2匹のラブラドールを治療。野鳥のリハビリ施設では再起間近のアメリカワシミミズクを診察。
晩夏のユーコンでは多くの動物が発情期を迎えるが、ミシェルの患者には発情が遅れている動物がいる。エル・ドラド牧場のオスのヘラジカが発情の兆候を見せていないのだ。次にアーノルド・ジョンソンの牧場を訪れ、野生馬の健康診断をする。その後15歳になる犬の急患が入り、ミシェルは診療所へ。さらにダイアン・アトキンソンの農場で牛の妊娠を確認。獣医の醍醐味の1つでもある動物の野生復帰で1日を締めくくる。
ミシェルは家畜と野生動物のための獣医師として活躍している。街から遠く離れた場所へも時間をかけて往診し、手術を行う。しかし今回の舞台は大都会アンカレジ。娘たちも一緒だ。ツノが折れたトナカイを治療するなど寄り道をしながら向かう。アンカレジでは保護したヘラジカの子供を野生に戻す前の健康診断。そして謎の腫瘍を持つキツネ、去勢が必要なコヨーテ、歯に問題のあるヤマアラシなど動物園の動物たちの治療を手伝う。
ミシェルは動物たちの群れを相手に大奮闘。希少なバイソンを野生に返す前に駆虫薬を与えようとするが、群れが興奮して暴走しそうに。診察は無事に続けられるのか?ユーコンでは野生化した馬が公道へ入り込む。捕獲するためには、群れのリーダーであるオスの馬を出し抜かなくてはならない。ある牧場ではスキャンダルが発生。鍵のかかった小屋のウサギが1匹残らず妊娠。ミシェルは探偵となって、赤ちゃんのパパを探す。