1995年4月19日、アメリカのオクラホマシティにあるマラー連邦政府ビルで爆発が起きた。9階建てのビルの大部分が崩壊する程の威力を持った爆発で、オクラホマの人々は大混乱に陥る。閉じ込められた人々を救出するため救助隊は時間との戦いを繰り広げる。続々とケガ人が運び出される中、メディアは現場の状況を伝え、FBIは総力を挙げて捜査を開始する。生還者や遺族、救助隊のインタビューと共に事件の当日を振り返る。
爆破されたビルでの救出作業中に2つ目の爆弾が発見され、救助隊は撤退を余儀なくされる。救助の手が伸びていながら現場に残された者が当時の恐怖を振り返る。FBIはアメリカ史上最悪のテロ攻撃の犯人を見つけるため、大規模な捜索を開始する。そんな中、爆破事件発生の日付けと過去に起きた武装カルト教団の事件との関連性が明らかになる。そして現場に残された車の残骸から、1人の容疑者が浮上する。
オクラホマ州では爆弾テロ事件の犠牲者の追悼式が行われ、マラー連邦政府ビルは完全に撤去された。そして爆破事件の犯人ティモシー・マクベイが、従軍経験のあるアメリカ人であることに国民は衝撃を受ける。裁判が開始され、事件の背景が明らかになっていく。過去の事件をきっかけに生まれた政府への復讐心からの犯行であったが、反省の色を見せない犯人に対し死刑判決が下された。この判断に犠牲者遺族の反応は分かれる。